足利市で6月1日「初山のペタンコ祭り」赤ちゃんの額に御朱印を押してもらう伝統行事です

栃木県足利市の足利富士浅間神社で6月1日（日）、赤ちゃんの健やかな成長を願う伝統行事「初山のペタンコ祭り」が開催されます。額に御朱印を押してもらうことで有名で、一生の思い出になること間違いなし。毎年、市内外から多くの家族連れが訪れます。

ペタンコ祭りとは？

かわいらしい響きの「ペタンコ祭り」という呼び名は、はんこ（御朱印）を額にペタンと押すことが由来となっています。

およそ300年前に始められたとされ、開催日は毎年6月1日です。神社がある浅間山の山開きの日にあたります。

神社は男浅間（上の宮）と女浅間（下の宮）と呼ばれる別の山に分かれています。男の子は男浅間、女の子は女浅間で御朱印を押してもらいます。

もともとはこの1年の間に生まれた赤ちゃんを連れて参拝する行事ですが、近年では1歳より上のお子さんが御朱印を押してもらうことも珍しくないそうです。

御朱印を押してもらうには？

赤ちゃんの額に御朱印を押してもらいたい！という方は当日の6月1日（日）、受付時間となる8:00～17:00頃の間に参拝しましょう。事前予約はありません。

道路を隔てて、南東に男浅間、北西に女浅間があります。麓から山頂の神社までは男浅間が歩いて約20分、女浅間が約10分の道のり。子どもを抱えて上るのはなかなか大変ですが、ここは大人たちの頑張りどころです。

御朱印を額にぺたん＝2024年6月1日（下野新聞）

御朱印代は700円。押してもらう御朱印にも男女で違いがあり、男の子は桜の花びら型、女の子は角型をしています。

きょとんとした顔で御朱印を押される子もいれば、驚いて泣き出してしまう子も。なんとも愛らしく、また、お子さんの成長を実感できる瞬間です。

神社では絵馬やお札、お守りなどの販売も行われます。

参拝者用の駐車場は？

毎年多くの家族連れで賑わうペタンコ祭り。昨年（2024年）は土曜日でしたが、今年も日曜日の開催となることから、混雑が予想されます。

山頂には参拝客がずらり＝2023年6月1日（下野新聞）

当日は車での来場者用に、渡良瀬川右岸（南側）河川敷に臨時駐車場が設けられます。神社は東武足利市駅、JR足利駅からも徒歩圏内にあるので、鉄道の利用もおすすめです。