海や山、町の音などを録音し、音楽に…　桐生市で6月21日、「MOTTAINAI SOUND（もったいないサウンド）」の守時タツミさんがコンサートを開きます

波の音や鳥のさえずりといった自然の音に合わせて楽曲を作る音楽家、守時タツミさんのコンサート「景色の見える音楽会」が、6月21日（土）、桐生市の鳳仙寺で開かれます。

佐野元春さん、藤井フミヤさんと…

鳳仙寺でのコンサートは記念すべき10回目となります。

守時さんは高校卒業後にキーボード奏者として音楽活動を始め、佐野元春さんや藤井フミヤさんのツアーやレコーディングにも携わりました。2007年からは日本各地を巡り、後世に伝えたい美しい音を収録し、感じた思いを曲にする「MOTTAINAI SOUND」のプロジェクトを展開しています。

ノーベル平和賞受賞者の提唱

「MOTTAINAI SOUND」とは、環境分野で初めて、アフリカの女性としてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん提唱のMOTTAINAIキャンペーンの活動の中で、守時タツミさんが2007年に企画、制作をはじめたプロジェクト。
群馬県桐生市ほか日本各地の海や山、町の音など、その土地で聞こえてくる音を録音し、その時見た風景とその場で感じた思いを1曲ずつ曲にして、自然の音とミックスした音楽を作っています。

NHKラジオにコーナーも

2015年からはＮＨＫラジオ深夜便コーナー「景色の見える音楽」も担当しています。
そんな守時さんのコンサート会場となる場所はコンサートホールに限らず、野外、神社仏閣、プラネタリウムと、さまざま。群馬県では桐生市の北方緑深い山裾に位置する曹洞宗の寺院鳳仙寺の境内で行われます。