筑西で「小栗判官まつり」　12月7日　協和ふれあい広場・新治駅前通り　伝説再現、勇壮に武者行列　商工祭も開催

小栗判官おぐりはんがん伝説を再現する「小栗判官まつり」が2025年12月7日（日）、茨城県筑西市門井の協和ふれあい広場（筑西市役所協和支所前芝生広場）や新治駅前通りで開かれます。同実行委員会の主催です。

まつりは1989（平成元）年に始まり、今年で33回目になります。小栗判官伝説は、中世に小栗地方（旧協和町）を治めた小栗氏の第15代城主・助重（小栗判官）が、毒殺された後に死後の世界からよみがえり、相思相愛だった照手てるて姫と結ばれる純愛物語。歌舞伎や浄瑠璃の演目になっています。

まつりは華麗な戦国絵巻をほうふつさせる武者行列がハイライト。小栗判官役は、俳優の渋江譲二しぶえ じょうじさんが務めます。馬にまたがった小栗判官、御所車に乗った照手姫をはじめ、侍女や四天王、十勇士、子ども武者ら総勢約100人を引き連れて、新治駅前通りを勇壮に練り歩きます。

昨年の「小栗判官まつり」。俳優の森岡豊さんら約200人が武者行列で練り歩いた＝2024年12月1日、筑西市新治

タイムスケジュールは、正午から出陣式、続いて武者行列。午後3時から凱旋式。さらに、茨城県無形民俗文化財の小栗太々神楽だいだいかぐら、知行八木節踊りといった伝統芸能やおはやしが披露されます。

筑西市商工祭も同時開催。楽しいステージイベントが繰り広げられ、各種体験コーナーが開設されます。新鮮な地元農産物なども直売され、グルメなどの模擬店も多数出ます。

会場の新治駅前通りは午前10時から午後3時半まで歩行者天国になります。駐車場は、協和ふれあい広場南側の協和三世代広場（千円）、新治小学校（無料）、協和総合センター跡地（無料）が利用できます。