麻布台ヒルズにも出店！　茨城県産野菜の無添加漬け物でおふくろの味　筑西市に本店、「菜香や」

今年で創業25年目を迎えた、「菜香なかや」。地元・茨城県筑西市で、農業を営むご実家で育ったオーナーの遠藤紀生のりおさんが余った野菜を活用し、お母さまが漬けていた漬物（古漬け）の味を再現しようと、漬物専門店を始めました。

野菜そのものの味を大切にする手作り製法で、機械は一切使わず、すべての工程で従業員による手作業にこだわります。「体にいいものを提供したい」との思いで、添加物や防腐剤なども一切使用していません。「季節によって、野菜の味や水分量も変わるので、その変化も含めて楽しんで欲しい」とのこと。

毎日、大量の漬物が作られている、筑西市の本店

昆布・かぶ・なすの「浅漬け」、胡瓜の「古漬け」、山芋・ダイコン・キムチ・トマトの漬物など、店頭では、常時15種類を提供。夏には、瓜など「季節の漬物」も加わります。また、地元野菜をなるべく使用しているのも、おいしさの秘訣の１つ。店頭のショーケースでは、10種類の「ぬか漬け」も出迎えてくれます。すべて手作業の受注生産なので、営業時間内に商品が無くなることも多々あるそうです。

店頭ショーケースにある「おしながき」＝筑西市下中山

10年前から「ぬか漬け」の販売も開始。長年研究を重ねた結果、銘柄米「ミルキークイーン」を使用した独自の「ぬか床」を開発しました。精米したばかりの米ぬかを使用しているので、癖のあるにおいもなく、「ぬか」のみでも食べられる美味しさ。一番人気は、定番の「おまかせセット」（にんじん・かぶ・きゅうり・だいこん）。

おまかせセット（だいこん、にんじん、かぶ、きゅうり各１本）は756円＝筑西市下中山

「アボカド」や「ゆで卵」などの変わり種も人気です。オリジナルの「ぬか」が野菜の味と混ざり合い、ご飯が何杯でも食べられる美味しさです。

変わり種の漬物は、どれも人気の商品＝筑西市下中山

「菜香や」は都内の百貨店の催事にも頻繁に出店しています。3月13日には、麻布台ヒルズマーケット（東京都港区）内に、麻布台ヒルズ店がオープンしました。こちらの店舗でも、「ぬか漬け」がメインでショーケースを彩っています。売り上げも上々とのことで、筑西市から麻布台ヒルズ店へ毎日大量の漬物が運ばれているそうです。また、新宿伊勢丹（東京都新宿区）内の催事コーナーにも、３月27日（水）～4月2日（火）まで出展予定。催事の度にリピーターを増やし、全国に「菜香や」の「おふくろの味」が広がっています。

麻布台マーケット内、麻布台ヒルズ店

漬物は、店舗だけでなくオンラインでも購入が可能です。また、独自の「ぬか床」も販売しているので、自宅でもお店の味を再現できます。

対面やオンラインでの「ぬか漬け教室」も不定期で開催している「菜香や」。今後は、麻布台ヒルズ内で、出張教室開催もあるかもしれませんね。

麻布台ヒルズ店での遠藤さん