「音楽がないと自分じゃない」 通訳×歌手として国境を越える日系3世・テレサさん(太田市)



ひと
太田市内で開かれたブラジルのイベントで歌うテレサさん

ブラジル生まれの日系3世として7歳で来日し、通訳の傍らボサノバ歌手として活躍するヨコタ・テレサ・アユミさん(群馬県太田市)を紹介します。地域イベントやSNSを通じて母国の音楽文化を発信し、歌声で人々の心をつないでいます。

西邑楽高校→音楽系大学へ

来日したばかりの頃は日本語が分からず、学校生活に苦労しました。そんな中で、大好きな音楽の授業や金管バンドの活動が心の支えになったといいます。

太田市内のブラジルイベントで歌うテレサさん

音楽コースがある西邑楽高校(群馬県大泉町)を経て音楽系大学に進学。卒業後は音楽業界への就職を夢見ましたが、コロナ禍で採用状況が厳しくなり、悩んだ末に通訳の仕事を選びました。

音楽から離れよう…しかし

就職後は一時、音楽から離れることも頭をよぎりましたが、「音楽がないと自分じゃない」との思いが背中を押し、活動を再開しました。

選んだジャンルはボサノバ。母語だからより心を乗せられる」と語るテレサさんは、ギターの弾き語りなど幅広いスタイルで歌声を届けています。ライブ会場では、自身も軽快なリズムを楽しみながら、聴衆を笑顔にしています。

言葉で、音楽で、心をつなぐ

自身の幼少期の経験を踏まえ、大泉町の小学校で日本語指導助手も務め、外国出身の子どもたちをサポートしています。

「通訳は言葉や気持ちを伝える仕事。それは音楽でも同じ。どちらも自分らしく向き合って、さまざまな国の人をつないでいけたら」——そう語るテレサさんの笑顔は、今日もまぶしく輝いています。

太田市内で開かれたブラジルのイベントで歌うテレサさん


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