エバラ食品、茨城・下妻市の新工場建設を延期へ。資材高騰を受け計画見直し、群馬工場は2027年に操業停止



エバラ食品工業茨城工場(仮称)の建設予定地(エバラ食品工業提供) 下妻市
エバラ食品工業茨城工場(仮称)の建設予定地(エバラ食品工業提供)

焼肉のタレなどで知られる「エバラ食品工業」(本社・横浜市)は、茨城県下妻市に建設を予定していた新工場の着工を延期すると発表しました。当初は2028年度ごろの稼働を目指していましたが、現在は稼働時期を「未定」としています。

建設費の高騰が影響

延期の主な理由は、建設資材や設備価格、さらに人件費を含めた工事費の高騰です。これに伴い、同社は投資の規模や時期を慎重に見直す方針を固めました。

国内最大級の拠点となる予定

建設予定地は、2025年に造成が完了した「しもつま中央工業団地」内です。計画されている「茨城工場(仮称)」は、敷地面積が約6万1125平方メートルにおよび、同社の自社工場としては最大規模となる見通しです。
用地の取得額は約21億円にのぼりますが、製造する品目や生産規模、従業員数などの詳細については、今後改めて検討されることになりました。

群馬・栃木の拠点再編への影響は

今回の新工場建設は、国内の製造体制を再編する重要なステップと位置づけられています。

特に、群馬県伊勢崎市にある「群馬工場」は1980年設立と老朽化が進んでいるため、予定通り2027年3月に操業を停止する方針です。群馬工場で作られていた業務用のラーメンスープなどは、当面の間、他の国内グループ工場で引き継いで生産されます。また、群馬工場の従業員については、グループ内の他の拠点への配置転換などで対応するとしています。

このほか、栃木県内の工場も含めた老朽化対策や、多品種少量生産に対応できる体制づくりを目指しており、地域経済や雇用への影響も大きいプロジェクトだけに、今後の進展が注目されます。


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