せっちゃんメンチ グルメ
せっちゃんメンチ

母への恩返し「せっちゃんメンチ」 筑西市のミートショップ大嶋屋 1日200個限定 国産素材、衣サクサク



誰かの名前のついた食べ物は日本各地にあります。その一つ、茨城県筑西市の「せっちゃんメンチ」をご存じでしょうか。「せっちゃんメンチ」はJR下館駅南口近くにある「ミートショップ大嶋屋」の名物です。その誕生秘話を社長の須藤仁廣まさひろさん(49)に伺いました。

ミートショップ大嶋=筑西市乙

ミートショップ大嶋屋。「せっちゃんメンチ」が看板商品=筑西市乙

「『せっちゃんメンチ』は母への恩返しの気持ちで作りました」。仁廣さんは小学校6年生のときに父親を交通事故で失い、その後は母節子さん(愛称せっちゃん)が女手一つで精肉店を切り盛り。その姿を見て育った仁廣さんは、店を継いで母を助けようと思っていたそうです。

ミートショップ大嶋のメニュー=筑西市乙

精肉店の揚げ物メニュー。どれも注文したい=筑西市乙

仁廣さんは他県で修業し、28歳のときに節子さんから店を受け継ぎました。それから、何か恩返ししたいとずっと考えていました。そして思いついたのが、母の愛称を使った「せっちゃんメンチ」。

それまで店ではメンチカツとして売っていましたが、味は仁廣さんも絶賛するおいしさ。「母への恩返し、頑張ってくれた母の名前を残したくて名づけました」と優しい眼差しで教えてくれました。

代表取締役の須藤仁廣さん=筑西市乙

揚げたての「せっちゃんメンチ」と須藤仁廣さん=筑西市乙

「ミートショップ大嶋屋」から戻り、早速「せっちゃんメンチ」をいただきました。大きさは手のひらサイズ、半分に切ってまず一口。1時間ほどたっても衣はサクサク。素材は全て国産、パン粉は無添加のものを使用、あんは厚みのある大きな玉ねぎと豚肉を練っているそうです。

あんに下味がついているのでそのままでもしっかりとしたおいしさ。逆にソースはかけない方がいいかもしれません。素材へのこだわりと節子さんへの思いがじわっと伝わってきました。

名前のついた食べ物にはその数だけ物語があります。節子さんには今回お会いすることはできませんでしたが、彼女の笑顔が浮かんでくるような、すてきなメンチカツでした。

「せっちゃんメンチ」は本気の毎日限定200個販売。売り切れてしまうことが多いので予約をお勧めします。

ミートショップ大嶋屋
住所:筑西市乙846(下館駅南口徒歩3分)
電話:0296(22)3413
営業時間:午前9時半~午後6時半(総菜販売は午前10時~)
定休日:日曜日
インスタグラム: https://www.instagram.com/ooshima1129

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