茨城県教育委員会は2025年12月4日、中高一貫の県立中学・中等教育学校の来年度入学志願者数や志願倍率を発表しました。
計13校のうち、水戸一(定員70人)は志願者289人で4.13倍と2022年度入学者選抜以来、4年ぶりにトップとなりました。
茨城県教委は、小学生を対象にした学校ガイドツアー開催やホームページを毎日更新する情報発信など、同校を身近に感じてもらおうとする施策が、高い倍率に結び付いたとみています。
とりぷれエリアでは、下妻一(定員35人)は志願者112人で3.20倍、下館一(同35人)が同70人で2.00倍、古河(同105人)が同201人で1.91倍となりました。
志願倍率が4倍台なのは水戸一のほか、竜ケ崎一(同35人)が144人で4.11倍でした。付
| 県立高付属中学校 | 募集定員 | 入学志願者数 | 倍率 |
| 日立一高付属中 | 70人 | 199人 | 2.84倍 |
| 太田一高付属中 | 35人 | 58人 | 1.66倍 |
| 水戸一高付属中 | 70人 | 289人 | 4.13倍 |
| 鉾田一高付属中 | 35人 | 77人 | 2.20倍 |
| 鹿島高付属中 | 35人 | 80人 | 2.29倍 |
| 土浦一高付属中 | 70人 | 234人 | 3.34倍 |
| 竜ケ崎一高付属中 | 35人 | 144人 | 4.11倍 |
| 下館一高付属中 | 35人 | 70人 | 2.00倍 |
| 下妻一高付属中 | 35人 | 112人 | 3.20倍 |
| 水海道一高付属中 | 35人 | 129人 | 3.69倍 |
| 県立中等教育学校 | 募集定員 | 入学志願者数 | 倍率 |
| 勝田中等教育学校 | 105人 | 187人 | 1.78倍 |
| 並木中等教育学校 | 140人 | 492人 | 3.51倍 |
| 古河中等教育学校 | 105人 | 201人 | 1.91倍 |
このほか、倍率が高い順に水海道一(同35人)が129人で3.69倍▽並木(同140人)が492人で3.51倍▽土浦一(同70人)が234人で3.34倍▽日立一(同70人)が199人で2.84倍▽鹿島(同35人)が80人で2.29倍▽鉾田一(同35人)が77人で2.20倍▽勝田(同105人)が187人で1.78倍▽太田一(同35人)が58人で1.66倍でした。
13校全体での入学志願者数は前年度比143人減の2272人で、倍率は同0.19ポイント増。県教委の担当者は「中高一貫校が一定程度支持されている」としています。
公立中学の1学級当たりの上限定員を来年度以降、現行の40人から35人に順次減らす政府方針を受け、13校の来年度入学者の合計定員は前年度比115人減の805人になりました。これまで行ってきた男女別募集も廃止されます。
入学者選抜検査は2026年1月10日、合格発表は同22日。
