お参りすると前向きな気持ちになれる神社が茨城県結城市にあります。
「結城諏訪神社」。春の陽気につつまれた日に訪ねてみました。
神社は県道（結城坂東線）に面していますが、面白いことに県道に背を向けています。県道から見ると前向きならぬ後ろ向き。境内に入ると西に向かって長い参道がありました。
この参道からお参りするのが正式な参拝です。まずは参道の入口まで行き、鳥居で一礼して改めて参道を歩きます。
神社へと続く参道は厳かです
参道は土の道、大木の杉並木が続き、厳かな雰囲気があります。2分ほど歩いて再び境内に入ると桜が出迎えてくれました。桜はソメイヨシノよりも早咲きで、境内はきれいな花に包まれていました。
早咲きの桜。何という桜か分からないそうです
最強の武神を祭る
心を正して本殿を参拝。視線を提灯に移すと「万事必勝」と書かれていました。
元横綱稀勢の里も参拝した結城諏訪神社
結城諏訪神社のご祭神は八百万の神最強の武神として知られている建御名方神。武田信玄や徳川家康など多くの武将に勝利をもたらしたと言われています。 現在ではさまざまな勝負事にご利益のある万事必勝の神として信仰されています。
結城諏訪神社にはそのご利益の逸話があります。茨城県の郷土力士、元横綱稀勢の里関（現・二所ノ関親方）が大関時代に参拝し、その後、見事横綱に昇進しました。稀勢の里関を横綱に押し上げた神社と言っても過言ではありません。
ところで筆者は大の相撲ファン。稀勢の里関が参拝したということは、一月三月場所で大活躍した弟子の大の里関もお参りするかもしれません。大の里関にもぜひとも横綱になってほしいものです。
お掃除の後は楽しいお茶会
桜の咲く社務所の縁側で数人がお茶を飲んでいました。手招きされ筆者も仲間に入れていただきました。皆さん氏子さんたちで掃除の後のお茶会だそうです。
皆さんとよもやま話をしながら、楽しい時間が流れていきます。人の集う神社は心が和みます。
清掃後のお茶会が楽しみと氏子の皆さん
参拝後に御朱印（初穂料500円）を頂きました。もちろん「万事必勝」の御朱印です。心も前向きになり物事がうまくいくような気持ちになりました。御朱印はほかに何種類もあります。
「万事必勝」の御朱印
新緑まぶしい季節が近づいています。皆さんも参拝してみてはいかがでしょうか。
