茨城県古河市鴻巣の古河公方公園で「大賀ハス」が見頃を迎えています。朝から家族連れや写真愛好家が訪れ、ピンク色の大輪を楽しんでいます。
植物学者の大賀一郎氏（1883～1965）が、千葉県千葉市内の約2000年前の地層から発掘したハスの実を発芽させたことを受けて、古代ハスとも呼ばれます。古河公方公園で1975年の開園時に根2本を譲り受け、現在は約3000平方メートルの池一面に花が広がっています。
古河公方公園の大賀ハス＝古河市鴻巣。5日午前撮影
古河公方公園によりますと、花は夜明けとともに咲き始め、午前9時ごろに満開になり、直径は最大で約25センチになるということです。花は7月半ばまで楽しめそうです。
古河市駒羽根から訪れた田中勝夫さん(81)、勝子さん(79)夫妻は「花が大きく立派で見応えがある。色合いも鮮やかで見事」と話していました。
