筑西産のナシをカレーに ジャム使いうまみ引き出す 地域おこし協力隊員の高橋さん開発 「レトルトと思えない」



地域おこし協力隊の高橋俊介さんが開発したレトルトカレー=筑西市野殿 グルメ
地域おこし協力隊の高橋俊介さんが開発したレトルトカレー=筑西市野殿

茨城県筑西市の地域おこし協力隊員を務める(58)が同市特産のナシを使ったレトルトカレー「梨のチャツネを使った牛すじカレー」を開発した。10種類以上のスパイスと国産牛肉をふんだんに使ったカレーに、廃棄ナシで作ったジャムが入っているのが特徴。ナシを入れることで辛みを中和させ、牛肉とカレーのうまみを引き出したという。

「梨のチャツネを使った牛すじカレー」

「梨のチャツネを使った牛すじカレー」

使用したジャムは、高橋さんが2022年に開発した「梨の蜜」という商品。9月に旬を迎える品種「豊水」を約6時間煮込んで作り、糖度が30度以上ある。カレーの本場インドでは果物や香辛料などを使った調味料「チャツネ」でこくを出すことから、ジャムをチャツネのように調味料として加えて煮込んだという。

レトルトカレーは高温、高圧で殺菌する工程で特有のにおいが発生することが多いが、高橋さんのカレーは温度調整しながら少量ずつ丁寧に加熱殺菌。レトルト特有のにおいが感じられないという。高橋さんは「レトルトとは思えない仕上がり。筑西市の新しいお土産になってほしい」と力を込めた。

道の駅グランテラス筑西やイベントなどで販売している。道の駅での販売価格は850円

道の駅グランテラス筑西=筑西市川澄(道の駅グランテラス筑西提供)

道の駅グランテラス筑西=筑西市川澄(道の駅グランテラス筑西提供)


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