結城で人形作家・大和田さん作品展 「女性の美」テーマに44点 6月30日まで蔵美館



幻想的な人形が並ぶ大和田敬子さんの作品展=結城市結城 ひと
幻想的な人形が並ぶ大和田敬子さんの作品展=結城市結城

茨城県筑西市の人形作家、大和田敬子さん(69)の展覧会「Princess doll Kei」が同県結城市結城の結城蔵美館で開かれています。「女性の美」をテーマにし、絵本の中から飛び出してきたような幻想的な作品など44点が並んでいます。同展は6月30日まで。

幻想的な人形が並ぶ大和田敬子さんの作品展=結城市結城

幻想的な人形が並ぶ大和田敬子さんの作品展=結城市結城

大和田さんは27年前に同県ひたちなか市の人形作家、戸田和子さんに師事。始めたばかりの頃は女性の体や顔立ちをリアルに表現するのに苦労したといいます。

人形は石の粉からできた白い粘土で作り、髪の毛には紅茶で染めた羊毛や絹糸を使用。制作には、高さ20センチほどの作品で約3カ月、1メートルほどの大きさになると半年以上かかります。

今回展示されている、白い肌に青色の瞳が輝く「白い薔薇ばらの妖精」は女性の内面にある清らかさや純粋さをイメージして制作しました。童話「ジャックと豆の木」から着想を得た作品「メルラングラードの妖精達」は、アクリル絵の具や胡粉ごふんを用いて色付けしています。

結城蔵美館=結城市結城

結城蔵美館=結城市結城

大和田さんは「ぜひ一点一点鑑賞し、女性の美しさを感じてほしい。人形が来館者の癒やしになればうれしい」と語っています。開館時間は午前9時~午後5時(最終日は正午まで)木曜休館。問い合わせは(電)0296(54)5123。


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