茨城県立高付属中・中等教育学校の志願倍率 下妻一3.20倍、下館一2.00倍、古河1.91倍 最高は水戸一4.13倍



問題用紙の配布を待つ受験者ら=2022年1月8日、水海道一高付属中の試験会場 下妻市
問題用紙の配布を待つ受験者ら=2022年1月8日、水海道一高付属中の試験会場

茨城県教育委員会は2025年12月4日、中高一貫県立中学・中等教育学校の来年度入学志願者数や志願倍率を発表しました。

計13校のうち、水戸一(定員70人)は志願者289人で4.13倍と2022年度入学者選抜以来、4年ぶりにトップとなりました。

茨城県教委は、小学生を対象にした学校ガイドツアー開催やホームページを毎日更新する情報発信など、同校を身近に感じてもらおうとする施策が、高い倍率に結び付いたとみています。

とりぷれエリアでは、下妻一(定員35人)は志願者112人で3.20倍、下館一(同35人)が同70人で2.00倍、古河(同105人)が同201人で1.91倍となりました。

志願倍率が4倍台なのは水戸一のほか、竜ケ崎一(同35人)が144人で4.11倍でした。付

県立高付属中学校 募集定員 入学志願者数 倍率
日立一高付属中 70人 199人 2.84倍
太田一高付属中 35人   58人 1.66倍
水戸一高付属中 70人 289人 4.13倍
鉾田一高付属中 35人   77人 2.20倍
鹿島高付属中 35人   80人 2.29倍
土浦一高付属中 70人 234人 3.34倍
竜ケ崎一高付属中 35人 144人 4.11倍
下館一高付属中 35人   70人 2.00倍
下妻一高付属中 35人 112人 3.20倍
水海道一高付属中 35人 129人 3.69倍
県立中等教育学校 募集定員 入学志願者数 倍率
勝田中等教育学校 105人 187人 1.78倍
並木中等教育学校 140人 492人 3.51倍
古河中等教育学校 105人 201人 1.91倍

このほか、倍率が高い順に水海道一(同35人)が129人で3.69倍▽並木(同140人)が492人で3.51倍▽土浦一(同70人)が234人で3.34倍▽日立一(同70人)が199人で2.84倍▽鹿島(同35人)が80人で2.29倍▽鉾田一(同35人)が77人で2.20倍▽勝田(同105人)が187人で1.78倍▽太田一(同35人)が58人で1.66倍でした。

13校全体での入学志願者数は前年度比143人減の2272人で、倍率は同0.19ポイント増。県教委の担当者は「中高一貫校が一定程度支持されている」としています。

公立中学の1学級当たりの上限定員を来年度以降、現行の40人から35人に順次減らす政府方針を受け、13校の来年度入学者の合計定員は前年度比115人減の805人になりました。これまで行ってきた男女別募集も廃止されます。

入学者選抜検査は2026年1月10日、合格発表は同22日。


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