日本唯一のヘビ専門の動物園が、群馬県太田市にある「ジャパン・スネークセンター(JSC)」です。40種300匹のヘビを展示していますが、さらにゴールデンウィーク(GW)は特別イベントが盛りだくさん。生き物が好きなお子さんにとっては貴重な体験になるはずです。
かっこいい?美しい?
「JSCの本気、是非ご覧下さい」。熱量が伝わるメッセージと共に、スネークセンターがX(旧ツイッター)にGWイベントを告知したところ、200回以上リポスト(拡散)されました。掲載したPR画像も、気合が入っています。
4月27日~5月6日に多彩なイベントを企画。目玉の一つは、4種類の貴重な毒ヘビの展示です。
スネークセンターによると、ヨロイハブは名前の通り鎧(よろい)をまとったような外見で、いかつくてかっこいいのが特徴。コモンデスアダーは、頭部がマムシ(アダー)に似た三角形ですが、実はコブラの仲間。外見と分類の違いが面白い存在だそう。いずれも5月2~8日の限定公開です。
2日から常設公開するのは2種類。ムラサキハブは、雌は黒っぽい紫色で、雄は鮮やかな緑色をしています。今回展示するのは雄。体が大きく見応えがあるそうです。シロオビアマガサヘビは光沢があり、白と黒のコントラストが美しいヘビです。
「双頭のマムシ」再び
スネークセンターでは昨年11月、野生で見つかった頭が二つある「双頭のマムシ」を公開し、大きな注目を集めました。その後マムシは死んでしまいましたが、貴重なデータが集まりました。今回、双頭のマムシのはく製と骨格標本を初めて展示し、これまでの研究成果も紹介します。
ウミヘビにさわれる!
親子で楽しめる体験イベントも多く予定しています。
5月3~5日は、園内に隠された番号札を見つけると景品がもらえる「宝探し」や、来場者に順位を予想してもらうヘビレースを開催。ヤマカガシの毒で血液を凝固させる実験(3日)や、ウミヘビを見て、触ることもできる体験(4、5日)もあります。
スネークセンターは「お子さんが参加できるイベントも多くあります。ぜひ楽しんでください」と呼びかけています。詳しくはホームページで紹介しています。
〒379-2301 群馬県太田市藪塚町3318
〈営業時間〉3~10月午前9時~午後5時、11~2月午前9時~午後4時半
〈定休日〉金曜(5月3日は開園)
〈入場料〉中学生以上1000円、子ども500円
〈電話〉0277-78-5193
〈ウェブサイト〉ジャパン・スネークセンター
〈X〉@Hebiken_JSC