グルメ
ユメシホウの焼きそば(並)800円

ユメシホウ使った太麺モチモチ焼きそば 茨城県桜川市の「SPECIAL BOARS」 キューバサンドもお薦め



毎年数万人の観光客が訪れる、茨城県桜川市の「真壁のひな祭り」。その桜川市真壁町の中心に「SPECIAL BOARS(スペシャルボアーズ)」は2023年7月にオープンしました。大正期の建物をリノベーション。桜川市に昔から生息しているイノシシをモチーフとしたおしゃれな店名ロゴが目を引きます。

店のコンセプトは「アウトドアが生み出す営みの隙間に入っていけるようなfood(フード)の提供」です。山遊びをした帰りにふらっと立ち寄ってほしいと、片手で食べられる「キューバサンド」が看板メニューです。

大正時代の建物をリノベーションした店舗

店は夫婦で切り盛りしており、キッチンを担当するのは、妻の藤沢あゆみさん。店のマネジメントや接客を担うのは、夫の藤沢貴洋さん。アウトドア好きの2人がつくり出す居心地のよい空間には、近所の方を含め多種多様な方々が、入れ代わり立ち代わり訪れます。

2人が敬愛するアーティスト名に類似する店名には、いろいろなジャンルの方とのコラボレーションを楽しみたいとの気持ちも込められています。絵本や本、古着の販売など、食事の提供だけでなくこだわりの商品が並ぶ店内は、常連でなくとも思わず長居したくなる、アットホームな雰囲気です。

店でくつろぐ藤沢貴洋さん(左)あゆみさん(右)夫妻

そんな「SPECIAL BOARS」が、今年のひな祭りに合わせて考案したのが、「ユメシホウの焼きそば」です。市民グループ「ゆめ紫峰しほうの会」が普及に努めている桜川市産パン用小麦「ユメシホウ」を100%使用した、モチモチの焼きそばが完成しました。

コシがあり、弾力ある太麺は食べ応え抜群で、ひな祭りの期間中は大人気だったとのこと。「ユメシホウ」を使ったパンの商品は茨城県内でも多く見かけますが、「ユメシホウの焼きそば」を扱っているのはこちらの店舗のみです。

3児の母でもあるあゆみさんが、実際に子どもたちに試食してもらい、「おいしい!」と言ってくれたものを提供していて、付け合わせのごまコチジャンを抜けば、未就学児でも楽しめる優しい味に仕上がっています。オリジナルソースと卵黄を絡めて食べることで、よりまろやかな味わいが楽しめ、山登り前後にぴったりの一品です。

ユメシホウの焼きそば(並)800円

県内でのイベントへの出店も含め、地元産食品を使ってコラボメニューを作りたいという思いも強く、今後のメニュー展開が楽しみです。

真壁の町並みが描かれた店内の壁

また、つくば市内での飲食ブースも計画しているそうで、桜川発、カフェという形式にとどまらず、唯一無二の店舗を躍進中の「SPECIAL BOARS」。今後の動向に注目です。

笑顔の藤沢さん夫妻

SPECIAL BOARS
所在地:茨城県桜川市真壁町真壁222-1
営業時間:11:00~14:00(木、金曜)11:00~15:00(土、日曜)
定休日:月、火、水曜
駐車場:近くの市営高上たかじょう町駐車場を利用可能
instagram:https://www.instagram.com/specialboars

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