茨城県下妻市下木戸で25年以上にわた親しまれる「下妻イタリアン ダ フィオーレ」。シェフの山岸真毅さんと妻の千恵子さんが営み、ボリューム満点の創作料理と明るくアットホームな雰囲気に引かれて、市内外から多くの客が訪れます。旬の素材を生かし、厨房で腕を振るう真毅さんは「気軽に訪れてもらい、ここでの時間や空間をお客さまに楽しんでほしい」と笑顔で話しています。
メニューは豊富です。特にパスタやピザ、デザートのドルチェがお薦めです。パスタはトマトやオリーブオイル、クリームの各ソースを味わえる、約15種類を提供しています。中でも「とろ~りチーズ」シリーズは、数種のチーズを使い、食べ応え十分です。ピザはイタリア産の粉を使用し、店内でこねて専用窯で焼き上げています。チーズの風味ともちもちとした食感の組み合わせが相性抜群のマルゲリータが人気です。
ドルチェの看板商品は、無添加の「下妻プリン物語」です。市内で平飼いされた鶏の有精卵を使い、滑らかでコクのある味わいを生み出しています。付属のカラメルソースも手作りです。「下妻プリン物語」は市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
山岸夫妻はともに同県筑西市出身。千恵子さんの両親の協力もあり、1999年6月にオープンしました。野菜をはじめ、ブランド肉で名高い「紫峰牛」や「ローズポーク」は下妻市内や近隣地域から仕入れています。店を構えて四半世紀が過ぎ、真毅さんは「本当にあっという間で、こんなに働かせてもらい幸せ者。家族、お客さま、取引業者の全てに感謝」と話します。
素材は旬のものにこだわり、単品の注文以外、季節ごとに年3~4回メニューを替えるランチや、2コースあるディナーが楽しめます。特に毎週火・水曜限定のビュッフェ形式のランチは、指定のパスタかグラタンのほかに、サラダやピザ、デザート、ドリンクが付き満足感たっぷりです。
休業を余儀なくされたコロナ禍を乗り越え、店は活気を取り戻しています。26年目を迎え、千恵子さんは「地元の皆さまに愛され、自分のホーム(自宅)のような感じで来てほしい」と話し、真毅さんは「体が続く限り、楽しみながら80歳まで現場に立ち続けたい」と目標を語っていました。
所在地:茨城県下妻市下木戸171の7
営業時間:午前11時~午後3時、午後5時半~9時(木曜定休)
電話:0296-45-1966
ホームページ:https://www.dafiore.biz