紫峰を照らす「ダイヤモンド」を心に焼き付けませんか。筑波山頂から朝日が昇る瞬間に、まるでダイヤモンドが光り輝くような光彩を放つ現象「ダイヤモンド筑波」。茨城県筑西市では毎年2月14日前後と10月28日前後に見ることができます。
ダイヤモンド筑波を眺めたり撮影したりするための人気スポットは、筑西市飯田の母子島遊水地です。条件がそろえば、遊水地の水面に映る「逆さダイヤモンド筑波」(ダブルダイヤモンド筑波)も楽しむことができます。
今回、朝日が筑波山頂から顔を出す時刻は午前6時50分ごろということです(天候により見られないこともあります)。
幻想的な光景を写真に収めようと、近年多くのアマチュアカメラマンが県内外から集まっています。また、人前結婚式も行われています。
筑西市はメーン駐車場(約50台)に加え、臨時駐車場と仮設トイレを9日(金)から16日(金)まで設置しています。臨時駐車場から母子島遊水地までは徒歩1分です。
ダイヤモンド筑波は現在、国民的アニメ「サザエさん」のオープニングに、ほかの茨城県内観光地と一緒に登場しています。サザエさんと同じ景色を見ることができるチャンスです。なお、この時期の早朝はとても冷え込みますので、暖かい服装でお出かけください。
筑西市は11日(日)と12日(月)に、入浴・飲食施設などがある「あけの元気館」(同市新井新田)の割引チケットを配布するということです。
母子島遊水地は1986(昭和61)年8月の小貝川決壊の後に整備されました。周囲には桜が植えられ、また筑波山をバックに「逆さ筑波」や水面に映える朝日、紅に染まる夕霞など変化に富んだ写真を撮ることができます。