足利の街の中心にあり、市民も観光客も気軽に立ち寄ることができる足利市立美術館。年4回開催する企画展では、国内外の幅広いジャンルの作品を紹介しています。中学生以下は観覧無料です。
美術館がまるで大きな1冊の本になったような「ザ・キャビンカンパニー 大絵本美術展 童堂賛歌」を11月4日まで開催しています。
ザ・キャビンカンパニーは阿部健太朗さんと吉岡紗希さんが、大分大在学中の2009年に結成。大分県の廃校をアトリエに絵本や立体、舞台芸術、企業や自治体とのコラボレーションなど、などさまざまな創作活動を行っています。
ことし、第29回日本絵本賞大賞など各賞をトリプル受賞した「ゆうやけにとけていく」(2023年)をはじめ、これまで出版してきた40冊の絵本の原画300点、映像イラストレーション、巨大な立体作品、新作の巨大壁画を展示しています。
会場は撮影可で、特に週末は撮影しながら作品鑑賞を楽しむ親子連れの姿が多くみられます。
本展はザ・キャビンカンパニーの活動初期から現在までの活動の全容を見ることができる過去最大規模の展覧会です。
巨大な立体造形作品のインスタレーション「アノコロの国」は造形の力強さと物語性の豊かさによって来館者の目を引き付けています。
展示作品に体ごと包まれて、物語の世界に入り込むことで、彼らが描く絵本をより深く理解するためのきっかけにもなるのではないでしょうか。
期日:9月14日(土)~11月4日(月・振)
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
会場:足利市立美術館(栃木県足利市通2-14-7)
休館:月曜日(11月4日は開館)
駐車場:あり
料金:大人710円、高校・大学生500円、中学生以下無料
電話:0284・43・3131