先端技術を活用した新製品やサービスを表彰する、茨城県の「第5回いばらきイノベーションアワード」の大賞に、特殊塗料の開発などを手がける「染めQテクノロジィ」(五霞町)の新技術「補強工法」が選ばれ、茨城県庁で12月17日、授賞式が開かれました。
応募は計22点ありました。大賞の補強工法は、染めQテクノロジィが開発した新素材をさびや劣化した鋼材など構造物に浸透させ覆うことで、補修とともに補強までできる技術です。
構造物の解体などが必要ないため、職人不足やコスト抑制にも対応できるということです。
優秀賞にはエマルションフローテクノロジーズ(東海村)の革新的溶媒抽出技術「エマルションフロー」▽ツインカプセラ(つくば市)の大気圏再突入カプセルの技術を活用した「スリム型〝超〟断熱保冷容器」▽Closer(同)の小型協働パレタイズロボット「パレタイジー」-の計3点が選ばれました。
授賞式で大井川和彦知事は「これを機に市場で活躍してほしい」と期待。染めQテクノロジィの江口朋美デザイン&PRユニット長は「技術が認められ、スタートが切れた」と喜びを語りました。