結城に伝わる「ゆでまんじゅう」、結城二高生が調理にチャレンジ! もっちりとした食感 郷土和菓子の魅力を堪能



ゆでまんじゅうを鍋に詰めてふかす結城二高生徒ら=結城市結城 グルメ
ゆでまんじゅうを鍋に詰めてふかす結城二高生徒ら=結城市結城

地域の食文化に親しんでもらおうと、茨城県立結城二高(茨城県結城市結城、萩原明子校長)で2月3日、地元に伝わる「ゆでまんじゅう」を作る講習会が行われた。2年生82人と保護者14人が生地作りや成形に挑戦。完成後は試食し、もっちりとした独特の食感を楽しみました。

講習会は特色ある学習活動を促進する茨城県教育委員会の「チャレンジ・プロジェクト」の一環です。結城二高では、地域の伝統産業の体験に力を入れようと、桐下駄きりげた作り講習会なども実施しています。

ゆでまんじゅうは江戸時代末期ごろ、結城地方を治めていた当時の殿様が疫病退散を願い、民衆に振る舞ったのが起源とされる和菓子です。授業では、市内の老舗和菓子店「真盛堂」石川雄一郎専務が講師を務め、作り方を説明しました。

出来上がった生地を1個分の大きさに分けていく講師

出来上がった生地を1個分の大きさに分けていく講師

生徒らは石川さんに教わりながら、薄力粉や餅粉などの材料にお湯を入れてヘラで混ぜたり、生地にあんを包んで成形したりしました。最後に鍋でふかし、出来上がりを試食して郷土菓子の魅力を堪能しました。

生地にあんを包む生徒たち

生地にあんを包む生徒たち

完成したゆでまんじゅうを包装する生徒たち

完成したゆでまんじゅうを包装する生徒たち

2年生の長塚仁夢さん(16)は「生地がもっちりしていて、中のあんこが程よい甘さでおいしい」、同じく石山聖菜さん(17)は「包む作業がすごく難しかった」と話していました。

出来上がって包装し終えたゆでまんじゅう

出来上がって包装し終えたゆでまんじゅう


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