茨城県は、観光コンテンツの差別化や観光イメージのブランディング推進で誘客促進する「いばらきネクストツーリズム推進事業」を実施しています。
事業の一環として、国内外へ「旅の目的地としての茨城」の魅力を発信するための新たなブランドコンセプト「IBARAKI is Blossoming」を推進するため、人気TVアニメ「薬屋のひとりごと」とのコラボレーション実施が決定しました。
4種類のモデルコース「珠玉の企画」
今回茨城県は4種類のモデルコース「珠玉の企画」を発表。そのうち、とりぷれエリアでは、結城市で「結城のまちで暮らすように旅する~結城紬で彩るまちなか特別体験~(結城市)」が展開されます。
絹織物で栄えた、蔵の街並みが残る結城市で、暮らすように過ごす滞在型コト体験で、古き良き日本の暮らしに触れることができます。茨城県によると、「珠玉の企画」は今後随時追加されます。

結城紬の機織り体験イメージ(茨城県提供)
【珠玉の企画(第1弾)】 |
ローズファーム・リトリートルームステイ(石岡市:いばらきフラワーパーク) |
いばらきを堪能 国営ひたち海浜公園「コキア花絶景・周遊ツアー」(ひたちなか市:国営ひたち海浜公園) |
陶芸作家 Keicondoの世界にふれる、笠間の滞在型アートトリップ(笠間市) |
結城のまちで暮らすように旅する~結城紬で彩るまちなか特別体験~(結城市) |
結城では新古融合した多様な体験
結城市では、結城市結城の旧呉服店をリノベーションしたシェアスペース「Coworking & Café yuinowa」でチェックイン。徒歩1分の所にある一棟貸しの古民家宿HOTEL TENを滞在拠点に、結城紬で仕立てた羽織を着て、蔵の残る市街地の街歩きや、伝統を感じられる老舗の産地問屋でのコースター作り、結城紬の製造工程の見学、袖蔵をリノベーションした蔵サウナまで、希望に応じてさまざまな体験プログラムの中から、地元に暮らす人々に根付いた多様な新古融合のコト体験を選び、楽むことができます。古民家宿HOTEL TENへの宿泊も可能です。
申し込みは結城縁旅サイトから。申し込み人数は2~10人となります。
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滞在の拠点となる「HOTEL TEN」(茨城県提供)
滞在の拠点となる「HOTEL TEN」は、以前ライターの小波木さんが、詳しくご紹介していますので、そちらもご覧ください。

「HOTEL TEN」の古民家らしい障子のある居間
結城の「HOTEL(TEN)」 築90年の古民家リフォーム 20代女将がおもてなし
歴史のまち結城との縁結ぶ
スタンプ集め、限定カードをゲット!
TVアニメ「薬屋のひとりごと」とのコラボレーションでは、茨城県の観光名所とコラボした、「猫猫」と「壬氏」の描きおこしSDキャラが、全12種類のオリジナルスタンプとなって登場する予定です。
猫猫コース(5スポット)、壬氏コース(5スポット)の2コースでスタンプラリーが実施され、茨城県内の観光スポットを巡りながら、オリジナルスタンプを集めることで、「猫猫」と「壬氏」の限定アクリルカードがゲットできます。スタンプラリーの詳細やモデルコースについては、今後詳細が発表されます。
「薬屋のひとりごと」は、日向夏さんの小説。毒と薬に異常なまでの執着を持つ薬師の少女「猫猫」が、皇帝の寵妃の命を毒から救ったことをきっかけに毒味役となり、美形の宦官「壬氏」の持ち込む事件を、持ち前の好奇心と知識で解決していく物語です。
2回にわたってTVアニメ化され、続編の制作も決定しています。「薬屋のひとりごと」が都道府県とコラボするのは今回が初めてです。
【オリジナルコラボ動画はこちら】
茨城県では、昨年度まで3年にわたり、「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」を展開し、茨城県ならではの観光資源の発掘や集中的なプロモーションを行ってきました。今年度はDCのレガシーを生かし、観光コンテンツの差別化や観光イメージのブランディング推進により誘客促進を目指す「いばらきネクストツーリズム推進事業」を実施しており、今回のコラボキャンペーンはその一環になります。
茨城県の担当者は「物語の中に植物や花が印象的に登場する『薬屋のひとりごと』とのコラボで、自然豊かな茨城県の魅力を知るきっかけになってほしい」と期待を寄せています。
コラボキャンペーン特設サイト:(https://ibaraki-is-blossoming.jp/)
Coworking & Café yuinowa:(https://yuinowa.jp/)
HOTEL TEN:(https://hotelten.studio.site/)