関東の奇祭「古河提灯竿もみまつり」 12月6日・古河駅西口おまつり特設会場 竹ざおとちょうちん激しくぶつけ合う



「第165回古河提灯竿もみまつり」のチラシ 古河市
「第165回古河提灯竿もみまつり」のチラシ

師走の夜空で繰り広げられるちょうちんバトル。「古河提灯ちょうちん竿もみまつり」が2025年12月6日(土)、茨城県古河市本町の古河駅西口おまつり特設会場で盛大に開催されます。古河市観光協会と古河市の主催で、今年で165回目。古河市合併20周年記念大会でもあります。

昨年の「古河提灯竿もみまつり」=古河市本町、2024年12月7日

昨年の「古河提灯竿もみまつり」=古河市本町、2024年12月7日

まつりは江戸時代、当時は古河藩領にあった野木神社(現栃木県野木町)で、神事として始まりました。11月27日に神官がご神体の神鉾を奉じて馬に乗り、神社の領地七カ村の末社を巡る「七郷めぐり」に付随した行事に由来すると言われます。「七郷めぐり」を終えて7日後の12月3日に帰社する神官を、ちょうちんを持った氏子らが出迎える際に、寒さをしのぐために体をもみあったのが始まりとされています。

20メートル近い竹竿の先にちょうちんを付け、激しきもみ合いながら相手のちょうちんの火を消す、「関東の奇祭」。会場には矢来やらいと呼ばれる、高さ約10メートルの木組みの囲いが設置され、「そーれ」という気合とともに竹ざおやちょうちんをぶつけ合います。

激しく提灯をぶつけ合った「古河提灯竿もみまつり」=2019年12月7日、古河市本町

激しく提灯をぶつけ合った「古河提灯竿もみまつり」=2019年12月7日、古河市本町

ぶつけ合いの後に燃え上がるちょうちん(古河市観光協会提供)

ぶつけ合いの後に燃え上がるちょうちん(古河市観光協会提供)

迫力あるもみ合いの末に、激しい音と共にちょうちんが破れたりも燃え上がったりして、会場は熱気に包まれます。

今年の参加団体は、子ども部門が11団体、大人部門が12団体です。

当日は午後4時に子どもパレードが出発。開会式に続き、午後5時10分から子ども部門、5時50分から大人部門の競技もみ、7時40分から大人部門の自由もみ。8時半から閉会式になります。

タイムスケジュールは次の通りです。

16:00 子どもパレード出発
16:30 開会式
17:10 ~ 17:20 子ども部門(第一回)
17:30 ~ 17:40 子ども部門(第二回)
17:50 ~ 19:30 大人部門(競技もみ)
19:40 ~ 20:25 大人部門(自由もみ)
20:30 閉会式

「第165回古河提灯竿もみまつり」のチラシ

「第165回古河提灯竿もみまつり」のチラシ

会場周辺は当日午後3時半から同9時半まで車両の通行が禁止されます。古河一小、二小、浄円寺が来場者用駐車場として当日のみ利用できます。

第165回古河提灯竿もみまつり
開催日時:2025年12月7日(土)午後4時~同8時40分※小雨決行
会場:古河駅西口おまつり特設会場(茨城県古河市本町2-4-54)
問い合わせ:0280-23-1266(古河市観光協会)
ホームページ:https://www.kogakanko.jp/chochin

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