日本の南の海上を発達しながら北上中の台風7号は8月16日（金）、強い勢力で関東に接近するとみられています。お盆休み後半の交通への影響も必至です。＜とりぷれ＞エリアの茨城、栃木、群馬各県の南部では強風と大雨が予想されていますので、早めの準備と情報収集を心掛けましょう。
雨と風の予想は？
水戸、宇都宮、前橋の各地方気象台はそれぞれ、8月14日（水）夕方の時点で、台風に関する気象情報を発表しています。
8月15日（木）18:00～16日（金）18:00の24時間に予想される降水量は、多いところで茨城県南部が200mm、栃木県南部が150mm。16日（金）18:00～17日（土）18:00の24時間にも、同程度の雨が降ると予想されています。
8月16日（金）に予想される最大風速は、茨城県南部の陸上で25m（最大瞬間風速35m）。栃木県南部では18m（最大瞬間風速30m）と予想されていますので、強風への備えは早めにしておきたいところです。
- 令和6年 台風第7号に関する茨城県気象情報 第1号（8月14日15時36分）
- 令和6年 台風第7号に関する栃木県気象情報 第1号（8月14日17時07分）
- 令和6年 台風第7号に関する群馬県気象情報 第1号（8月14日16時47分）
各地方気象台からは、15日（木）朝以降も気象情報が発表される見込みです。
気象庁のホームページには、自身が設定した市町が対象となっている警報・注意報、雨雲の動きなどを一覧できる「あなたの街の防災情報」という機能があり、情報のチェックに役立ちます。設定はこちらから（https://www.jma.go.jp/bosai/）。
高速道路への影響は？
台風7号の接近による強風と大雨のおそれを受けて、高速道路や鉄道などの交通機関にも影響が出そうです。
NEXCO東日本ではすでに、8月16日（金）から17日（土）にかけて、茨城県や千葉県など一部の高速道路では通行止めとなる可能性が高くなっていることを発表しました。
- 8月16日（金）から17日（土）にかけて台風7号接近に伴い通行止めとなる可能性が高くなっています（NEXCO東日本ホームページ）
高速道路に関する最新情報は交通情報提供サービス「ドライブトラフィック（ドラとら）」、一般国道も含めたリアルタイムの通行止め実施状況は日本道路交通情報センターの「道路交通情報NOW!!」で確認できます。
- 交通情報提供サービス「ドライブトラフィック（ドラとら）」
- 日本道路交通情報センター「道路交通情報NOW!!」
台風の進路次第では、通行止めになる範囲が拡大することも考えられます。
お盆休み後半で自家用車での移動を予定している方も多いかと思いますが、最新の情報をチェックし、慎重に行動しましょう。
鉄道各線への影響は？
JR東日本では、東北新幹線などについて「台風7号接近の影響により、8月16日お昼頃～8月17日お昼頃まで大幅な遅れや運転を取りやめる可能性があります」とのお知らせを発表しています。
関東エリアなどの在来線についても、台風の影響を受ける線区では運転を取りやめる可能性があるとしています。
東武鉄道も、伊勢崎線、日光線など各線で列車の遅れや運休・運転見合わせが発生する場合があると発表しています。
東海道新幹線では16日（金）始発から終日、東京―名古屋駅間での運転を取りやめるとの発表がありました。
台風の進路によっては、東北新幹線や関東の在来線にも計画運休が広がることも考えられます。引き続き最新の情報を注視しましょう。
