北関東3県境の人口トップは太田市 5年前から増加した市町はゼロ《国勢調査速報値から①》



みどり市
総務省は5月29日(金)、2025年国勢調査の速報値を公表しました。茨城・栃木・群馬の北関東3県境<とりぷれ>エリアでは前回調査からの5年でどんな変化があったのでしょうか。①人口・人口増減率②人口密度③世帯数・世帯増減率④人口性比(女性100人に対する男性の数)⑤まとめ-の5回に分けて、エリア内22市町のデータを紹介します。

北関東3県境<とりぷれ>エリアの2025年国勢調査速報値をテーマ別に紹介する連載。初回は「人口・人口増減率」です。

人口総数

人口トップは群馬県太田市の21万9,439人。前回2020年(22万3,014人)に続いて<とりぷれ>エリアのトップに立ちました。

2位は栃木県小山市で16万5,528人。3位の栃木県栃木市は前回(15万5,549人)から7000人以上減少し、15万人を下回りました。

そのほか、4位の茨城県古河市と5位の栃木県足利市は前回から順位が逆転。7位の群馬県桐生市と8位の茨城県筑西市が10万人を割り、10万人以上の市町は2つ減って6市町となりました。

順位 市町 人口(人)
1 群馬県太田市 219,439
2 栃木県小山市 165,528
3 栃木県栃木市 148,312
4 茨城県古河市 136,308
5 栃木県足利市 135,879
6 栃木県佐野市 109,814
7 群馬県桐生市 97,223
8 茨城県筑西市 94,838
9 群馬県館林市 72,835
10 群馬県みどり市 48,198
11 茨城県結城市 48,173
12 群馬県大泉町 41,430
13 茨城県下妻市 40,785
14 茨城県桜川市 35,207
15 栃木県野木町 24,534
16 群馬県邑楽町 24,268
17 茨城県境町 23,926
18 茨城県八千代町 20,050
19 群馬県板倉町 12,677
20 群馬県千代田町 10,336
21 群馬県明和町 10,310
22 茨城県五霞町 7,502

22市町の合計は152万7,572人。前回の159万1,660人から約6万4000人余り減少し、辛くも150万人台を維持しました。

人口増減率

とりぷれ>エリア22市町で、前回2020年から人口が増加した市町はありませんでした。エリア全体での前回からの人口増減率は-4.03%という結果になっています。

その中で、最も人口減少の幅が少なかったのは栃木県小山市。ほぼ横ばいと言っていいような-0.68%で、エリア内唯一の新幹線停車駅としての面目を保った形です。

続いて健闘が目立ったのは、独自の子育て・教育施策で知られる茨城県境町や、首都圏へのアクセスに優れる栃木県野木町、製造業の雇用に支えられている群馬県大泉町。人口トップの群馬県太田市までが-1%台となっています。

順位 市町 増減率(%)
1 栃木県小山市 -0.68
2 茨城県境町 -1.14
3 栃木県野木町 -1.52
4 群馬県大泉町 -1.57
5 群馬県太田市 -1.60
6 茨城県古河市 -2.18
7 群馬県みどり市 -2.92
8 群馬県館林市 -3.29
9 茨城県下妻市 -4.08
10 茨城県八千代町 -4.64
11 栃木県栃木市 -4.65
12 群馬県千代田町 -4.83
13 茨城県結城市 -4.88
14 群馬県邑楽町 -4.91
15 群馬県明和町 -5.26
16 栃木県佐野市 -5.52
17 茨城県筑西市 -5.87
18 栃木県足利市 -6.13
19 茨城県五霞町 -7.30
20 群馬県桐生市 -8.66
21 群馬県板倉町 -9.98
22 茨城県桜川市 -10.01

一方で、8市町は-5%を超える減少幅。そこには栃木県足利市佐野市茨城県筑西市群馬県桐生市のような人口10万人前後の市町も含まれます。

最も減少幅が大きかったのは-10.01%の茨城県桜川市。減少幅が少ない市町と比較すると、首都圏方面へのアクセスが難しい地理的要因が大きく影響していそうです。

人口増減率の全国平均は-2.45%。東京都(+1.41%)のような大都市圏を除けば、人口減少は全国的な傾向といえます。

国勢調査とは

国勢調査(こくせいちょうさ)とは、日本国内に住むすべての人と世帯を対象として、5年ごとに行われる国で最も重要な統計調査です。

統計法という法律に基づいて実施され、調査結果は行政サービスや防災計画、将来予測などに使われます。

北関東3県境<とりぷれ>エリアの2025年国勢調査速報値を紹介する連載の次回は「人口密度」を取り上げます。


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