茨城県古河市中央町の「篆刻美術館」で、開館35周年を記念した企画展「篆刻美術館まるごと鑑賞 -篆刻家石井雙石と石蔵-」が開催されています。
古河市は、全国でも珍しい“書と篆刻のまち”として知られています。歴史ある石蔵を活用した趣ある空間で、明治から昭和にかけて活躍した名匠・石井雙石のあたたかみあふれる作品世界をゆったりと楽しんでみませんか。

「篆刻美術館」=古河市中央町(資料写真)
まるで作品と対話しているよう!巨匠・石井雙石の魅力
石井雙石(1873~1971)は、明治・大正・昭和の三代を駆け抜けた日本を代表する篆刻家です。
篆刻美術館の設立にも尽力した篆刻家・河野隆氏は、雙石について「その時々の風懐(胸のうち)を作品にした文人的な制作態度で貫かれていて、生まれた作品はまさに雙石の分身といった一体感が漂う」と評しています。
雙石の篆刻や書の作品は、見つめていると自然と心が通い合い、微笑ましく前向きな気持ちにさせてくれるのが大きな魅力です。会場に並ぶ作品「談芸論道」をはじめ、文字や書を通じて人生や文化を語り合うような、心に残る鑑賞体験を届けてくれます。
大正期の「石蔵」まるごと味わう特別な空間
今回の企画展は、作品の鑑賞はもちろん、展示会場である「石蔵」そのものの趣をまるごと味わえるのも大きな見どころです。
重厚な石造りの建物と、繊細で味わい深い篆刻作品が見事に調和した空間は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。歴史ある街並みが残る古河の散策とあわせて立ち寄るのにもぴったりです。
会期:2026年8月29日(土)~12月6日(日)
会場:古河市 篆刻美術館
所在地:茨城県古河市中央町2-4-18
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、第4金曜日
特別休館日:9月24日、9月29日、9月30日、10月13日、10月27日、11月4日、11月24日
入館料:一般:200円(団体20名以上:150円)、小中高生:50円、三館共通券:600円(篆刻美術館・古河歴史博物館・古河文学館)
問い合わせ:古河市 篆刻美術館
電話:0280-22-5611
