足利に珍しい20代で独立したスナックのママがいる、との噂を聞き、足利市の駅前名店街のスナック「美々っ(びび)」に、お邪魔してきました。
足利市駅前の夜に、明るい光を灯す「駅前名店街」は、居酒屋などのテナントが並ぶビル。その一番入り口に2月1日にオープンしたスナック「美々っ」はありました。
現在20代のママ、関根真衣さんは足利市や群馬県太田市のスナックで5年勤務しました。いつも常連さんに愛されていた勤務先のママに憧れて「いつか自分も店を持ちたい」と考えるようになった真衣さん。常連客や家族からの後押しがあり、開業に至りました。店名は、真衣さんが憧れた店のママが名付けたそうです。
料金は、ボトルキープ制(5,000円~)で、席数はテーブル2卓8席、カウンター6席。フードメニューは設けず、同ビルの「居酒屋 ばばちゃん」、「地酒の店 波留」、「弁当&居酒屋WAGAYA」から出前やテイクアウトするシステムです。カラオケは歌い放題なのが魅力的。
現在はまだ常連さんの来店が多いそうですが、「スナックに馴染みのない人や初心者、女性のお客様にも気軽に来てもらえる店にしたい」と真衣さんは話します。女性には入りにくいイメージのスナックですが、女同士、なかなか話せない悩みを聞くことで居心地の良い場所を提供するのが夢だそう。
常連だという60代男性は「アットホームな雰囲気で楽しめる。1人で来ても、仲間と来ても楽しめる」と話していました。真衣さんは「年齢や性別を問わず楽しんでもらえる店にし、駅前名店街が盛り上がることを期待しています。」と、今後の夢を語っていました。