下妻の発酵カフェ「暮らしと四季」 酵素玄米使った、体にやさしいランチ 日本の伝統家屋で庭園眺めながら



発酵カフェ「暮らしと四季」を経営する寺田真紀さん(右)と友人の細谷祐子さん ひと
発酵カフェ「暮らしと四季」を経営する寺田真紀さん(右)と友人の細谷裕子さん

酵素玄米をご存じでしょうか。筆者は以前に食べたことがあり、以来、ずっと気になっていました。

インターネットで検索したところ、酵素玄米を食べられるお店が茨城県下妻市にあると知り、さっそく行ってみました。

日本の伝統家屋と庭園

店名は発酵カフェ「暮らしと四季」。県道下妻真壁線に隣接する閑静な住宅街の一角にあります。

発酵カフェ「暮らしと四季」=下妻市下妻戊

発酵カフェ「暮らしと四季」=下妻市下妻戊

板塀に囲まれた門から中に入ると、灯篭が置かれた美しい庭園があり、その庭園を眺めるような感じでカフェがあります。カフェというより住まいのようです。

四季を感じられる美しい庭

四季を感じられる美しい庭

建物内は日本の伝統家屋そのもの。2間続きの座敷と縁側があり、庭をゆっくりと眺められます。座敷には余裕を持ってテーブルが置かれ、庭を見ながら食事ができる素敵な空間です。

食事しながら庭園を楽しむことができます。

食事しながら庭園を楽しむことができます

カフェの経営者は寺田真紀さん。寺田さんは料理教室の先生の経験を持ち、その中で発酵食品の魅力に気付いたそうです。

友人の細谷祐子さんの協力を得て2025年3月に店をオープンさせました。

酵素玄米は柔らかくほどよい甘み

建物、そして庭園が素晴らしいので、古民家好きの筆者はついそちらに目が向いてしまいますが、本題は酵素玄米です。

メニュー表に酵素玄米の作り方が書かれていました。

「下妻市産無農薬玄米と小豆を、特殊な手法と専用の圧力鍋で丁寧に炊き上げました。3日以上寝かせることによって、食物のエネルギーを高め、酵素をたっぷり含んだ柔らかくもちもちとした消化の良い酵素玄米となります」

それを読みながら「一汁一菜・酵素玄米セット」(800円)を注文しました。

このほかに15食限定の「本日の発酵ごはんプレート」(1800円)、フルーツ酵素ドリンク(650円)などがあります。

庭の風景を楽しみながら「一汁一菜・酵素玄米セット」をいただきました。

一汁一菜・酵素玄米セット

一汁一菜・酵素玄米セット

玄米というと食べづらい印象もありますが、酵素玄米はもち米のように粘りがあり、あまりかまなくても喉を通ります。しかも甘みがあり、これだけでおいしく食べられます。

一汁は下妻市産無農薬の旬野菜を使った具だくさんのみそ汁。一菜は野菜の玄米こうじ漬けです。酵素玄米とともにおいしくいただきました。

月に一度は食べたいランチです。

暮らしと四季への思い

酵素玄米は腸内環境の改善、血液浄化、アレルギー体質の改善などの効果があると言われています。
細谷さんはストレス性アトピーで悩んでいましたが、酵素玄米を食べるようになってからよくなったそうです。

「四季とともにある日々の暮らしの中で、自然とのつながり、人とのつながり、自分とのつながりを大切にしたい」と寺田さん。その思いは店名に込められています。

楽しく調理する2人の笑顔が輝いて見えました。

調理する寺田さん(左)と細谷さん

調理する寺田さん(左)と細谷さん

暮らしと四季
所在地:茨城県下妻市下妻戊414
営業:火・水曜日午前11時~午後4時
インスタグラム:こちら
※「本日の発酵ごはんプレート」は15食限定のため予約をお勧めします。インスタグラムダイレクトメッセージまたはメールkurashitoshiki@gmail.com

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