JR下館駅(茨城県筑西市乙)北口にある情報発信施設「ちっくんステーション」がリニューアルオープンしました。
リニューアルされた「ちっくんステーション」の外観＝筑西市乙
テーブルや壁紙など内装を一新し、すりガラスだった出入り口の扉が透明ガラスに変わるなど、気軽に利用しやすい空間になりました。平日のみだった開館日は土日曜にも拡大し、観光客の情報収集に役立ててもらいます。
筑西市産業戦略課によりますと、「ちっくんステーション」は2018年7月、下館駅の「びゅうプラザ」跡地にオープンしました。平屋建てで広さは32.6平方メートル。観光パンフレットが置かれたラックや、自由に演奏できるストリートピアノなどがあります。
筑西市の観光パンフレットなどが置かれたラック
駅利用客の無料休憩所として親しまれてきたほか、市の夏の風物詩「下館祇園まつり」で観光案内ブースが設置されるなど市のPRスペースに使われてきました。
JR東日本から建物を賃借している市は本年度、管理運営を地域商社「Chikusei-mine」(チクセイマイン、同市)に委託しています。
今回は長方形のテーブル1台を円卓3台に変え、席数を8席から12席に増やしました。白の壁紙はタイル柄に変更。ピアノについては、誰もが楽しめる芸術「ウェルフェア(福祉)アート」として、障害者支援施設「ピアしらとり」(同市)の入所者の絵画をシールにしてラッピングするデザインを施しました。
開館時間は午前9時～午後5時でしたが、火曜を除いて午後6時半まで延長しました。利用した女子高校生(16)は「居心地が良い」と話し、「いろんな人がピアノを弾いていく」と喜んでいました。
「ちっくんステーション」の問い合わせは市産業戦略課(電)0296(24)2161。
