栃木県足利市の夏の風物詩「第109回足利花火大会」が2025年8月2日(土)に開催されます。すでに有料観覧席の販売がスタートしていて、売り切れの席も。開催時間や打ち上げ数、有料観覧席の購入申し込み方法などをくわしくお伝えします。
開催時間&打ち上げ数は?
足利花火大会は1903年に始まった「栃木県内最古の花火大会」として知られ、昨年は約45万人(主催者発表)もの人が訪れました。

約45万人が訪れる足利花火大会=2024年8月3日(下野新聞)
今年(2025年)は8月2日(土)19:15~20:50の間、会場は例年通り、田中橋下流の渡良瀬川河川敷で行われます。
打ち上げ数は約2万発。打ち上げ花火、大玉花火、ワイドスターマイン、大ナイアガラなどが夜空を華やかに彩ります。
7月31日(木)~8月1日(金)には、前夜祭イベント「ヤングヤング夏祭り」が足利商工会議所友愛会館で開催されます。
有料観覧席の購入方法は?
花火を正面から見られる有料観覧席は、6月2日(月)から販売がスタートしています。
購入方法は大きく分けて3つあります。
- 通常販売(オンライン・電話など)
- ふるさと納税
- クラウドファンディング
それぞれの購入方法の詳細と特色についてご紹介します。
【穴場の席あり】通常販売
最も一般的な購入方法なのが、オンライン(https://r.funity.jp/ashikaga_hanabi)、ファミリーマートのマルチコピー機、コールセンター(電話0570-005-871)の3つの方法での通常販売です。
いずれもファミリーマート店舗での発券(別途手数料495円)となります。
今年から足利商工会議所窓口での販売はなくなりましたが、オンラインでの手続きが苦手な方は、電話で申し込みができます。
この通常販売は、ブルーシート席(1区画16,000円)、テーブル席(定員6人、24,000円)、パイプいす席(3,800円)など10を超える種類の席(すでに売り切れとなった席も含む)の中から、好みの席を選ぶことができるのが特徴です。
実行委員会によると、土手斜面のざぶとんエリア(指定席3,000円、フリー席2,000円)は打ち上げを正面から見られる好位置でありながら、残り席数に比較的余裕があるとのこと。今から購入を検討している方にはおすすめだといいます。
三脚を持ち込んで撮影できるカメラマン席(8,000円)も席数に余裕があるそうです。
販売は7月7日(月)まで(売り切れ次第終了)。くわしくは足利商工会議所のホームページでご確認ください。
- 第109回足利花火大会 有料観覧席 好評販売中 購入はお早めに!!(足利商工会議所ホームページ)
【駐車券あり】ふるさと納税
足利市のふるさと納税として、有料観覧席を返礼品とした募集枠が設けられています。
ブルーシート席(寄付額54,000円)、テーブル席(寄付額80,000円)、スーパーカップル席(寄付額27,000円)が対象です。
そして、ふるさと納税でのみ取り扱いがあるのが、当日利用できる駐車場の駐車券(寄付額10,000円=1台分)です。
購入者用の駐車場は、会場まで徒歩15~20分程度の鑁阿寺・足利学校付近に用意されるとのこと。花火大会当日は駐車場を探す車で混雑するため、駐車券を持っていれば、心に余裕を持って来場できそうです。
購入は「楽天ふるさと納税」「ふるさとチョイス」「ふるなび」「ANAのふるさと納税」の4サイトから。ふるさと納税ですので、限度額内であれば税金の控除の対象となります。
募集期間は7月12日(金)まで(募集枠が埋まり次第終了)。くわしくは足利市役所のホームページから確認できます。
- 第109回足利花火大会について(足利市公式ホームページ)
【最前列あり】クラウドファンディング
実行委員会では運営資金の一部を募るクラウドファンディング(CF)を行っていて、観覧席付きの返礼品を選ぶことができます。
返礼品は全12種類(観覧席が付かないものも含む)。最高額3万円の返礼品は、テーブル席(6人定員、センター指定席)+お礼メール+花火写真データ(2025)のセットです。
そして、このクラウドファンディングでは、プレミアムリクライニング席(2人用25,000円)、スーパーカップル席(2人用12,000円)、ブルーシート席(1区画20,000円)の最前列指定席を選ぶことができます(いずれもお礼メール+花火写真データ付き)。
通常販売では売り切れてしまった席が、クラウドファンディングではまだ販売中という場合もあるので、こちらもチェックしておきましょう。
募集期間は8月4日(月)まで(席付きの返礼は7月21日まで)。クラウドファンディング専用サイト「うぶごえ」で受け付けています。
物価高騰によって花火の打ち上げ費用や設営、警備などへの出費は年々増えているとされ、全国では中止・縮小に追い込まれた花火大会も少なくありません。
金額だけを見ると「高い…」という印象を抱くのも当然ですが、花火大会が私たちの「夏の風物詩」であり続けるために、ふるさと納税やクラウドファンディングという形での支援を考えてみてもよさそうです。
期日:2025年8月2日(土)
時間:19:15~20:50
会場:田中橋下流 渡良瀬川河川敷(栃木県足利市伊勢南町)