栃木県小山市で毎年7月の最終日曜日に開催されてきた夏の風物詩「小山の花火」が2025年から秋開催に移行することが決まりました。はたして、開催日はいつになるのでしょうか?
どうして秋開催に?
毎年7月の最終日曜日に小山市役所近くの思川河畔で開催され、約2万発(2024年は1万9000発)を盛大に打ち上げる「小山の花火」。40万人以上の人出で賑わう一大イベントです。
開催時期の変更については、小山市役所や小山市観光協会のホームページなどで発表されています。
実行委員会事務局の小山市商業観光課によると、夏開催からの変更を決断するに至った主な理由は3つあります。
- 熱中症などの健康リスク
- ゲリラ豪雨などの悪天候における避難時の安全確保
- 参議院選挙の日程と重なる可能性
たしかに、ここ最近の夏は夕方以降も暑さが続いて、げんなりすることもしばしば。昨年(2024年)は花火前日の「盆踊りマルシェ」がゲリラ豪雨に見舞われ、途中で中止を余儀なくされました。
夏の花火に愛着がある人も多いかもしれませんが、秋開催になることで、より快適に花火鑑賞を楽しめそうです。
2025年の開催日は?
秋開催の初回となる2025年の「第73回小山の花火」ですが、すでに9月23日(火・祝)18:30~の開催が決まっています。
会場は昨年までと同じ観晃橋下流の思川河畔(小山市役所西側)です。
荒天時は中止となります。これまでは翌日などに順延されていましたが、今年から順延日はありません。
また、これまで2日間の「おやまサマーフェスティバル」の一環として、花火前日の土曜日に行われてきた前夜祭イベントの開催もありません。

花火に加えて、にぎやかな露店も楽しみのひとつ=2018年(下野新聞)
気掛かりなのは花火大会の規模ですが、小山市商業観光課によると「昨年までと同規模を目標にしています」とのこと。
協賛の状況などによるため、打ち上げ数は未定ですが、秋の「小山の花火」にも期待してよさそうです。
チケット販売はいつから?
昨年は6月中旬から販売が開始された有料観覧席のチケットですが、秋開催となる今年は8月頃の販売開始を想定しているそうです。
販売される席や価格などの情報は、公式ホームページ(https://www.oyamanohanabi.com/)で順次公開されます。
2026年以降の開催日は?
2025年は9月23日(火・祝)に開催される「小山の花火」ですが、2026年以降の開催予定日も決まっています。
2026年以降は10月の第1土曜日の開催となります。
具体的な日を当てはめていくと、
- 2026年10月3日(土)
- 2027年10月2日(土)
- 2028年10月7日(土)
になるようです。
ずいぶんと先のことで想像がつきませんが、その頃には小山の“秋の風物詩”として定着しているかもしれません。