栃木県佐野市の葛生地区でおなじみの「くずう原人まつり」が9月20日(土)~21日(日)の2日間、開催されます。原人気分を味わえる火おこし体験あり、グルメやライブステージありの家族で楽しめる内容です。
「くずう原人まつり」とは?
今年(2025年)で36回目となる「くずう原人まつり」は、葛生町(当時)のお祭りとして1988年から開催されています。
そもそもの始まりは、戦後間もない頃に町内で発見された骨が、旧石器時代の「葛生原人」のものであるとされたことに基づきます。
その後の研究で、骨は中世(約600年前)のものであることが判明。残念ながら「葛生原人」は幻となりましたが、お祭りは「古代ロマン」をテーマにした町おこしイベントとして今まで続いてきました。

まつりを楽しむ親子連れ=2022年9月24日(下野新聞)
市町合併後は、市内中心部の「さの秀郷まつり」、田沼地区の「たぬまふるさと祭り」と並んで、佐野市の「三大祭り」に数えられています。
2025年の開催時間&会場は?
「第36回くずう原人まつり」は2025年9月20日(土)~9月21日(日)の開催です。それぞれの日で開始時間が異なります。
開催日 | 開催時間 |
---|---|
9月20日(土) | 12:00~21:00 |
9月21日(日) | 9:00~21:00 |
会場は、葛生地区一帯を見渡せる高台にある嘉多山公園です。
斜面を生かしたロング滑り台や展示用の蒸気機関車(SL)、採掘跡地であることを感じさせる岩場など、特にお子さんがわくわくするようなロケーションです。
2025年のイベント内容は?
さて「第36回くずう原人まつり」では、どんなイベントが行われるのでしょうか。
わんぱく広場
公園の中腹一帯は「わんぱく広場」として、親子で楽しめる催しがたくさん用意されています。
まずは、原人まつり名物の「火おこし体験」。マッチやライターを使わず、原始的な道具だけで火をおこす人気の催しです。
ほかにも、ベーゴマなどの懐かしい遊びやアクセサリー作りなどを体験できる「親子ワイワイコーナー」、小動物と触れ合える「ふれあい動物園」が設けられます(一部有料)。
開催時間は20日(土)12:00~17:00、21日(日)10:00~17:00。化石発掘体験はすでに事前申し込みが定員に達しています。
朝市会売店
お祭りグルメが集まる「朝市会売店」が、20日(土)12:00~、21日(日)9:00~オープンします。地元の団体など約10店舗が出店します。
そのほか、公園内には露店も立ち並ぶということです。
ライブステージ
公園の頂上付近にあるステージでは2日間にわたって、音楽やダンスなどのステージが繰り広げられます。観覧無料です。

雰囲気あふれるステージでの和太鼓演奏=2024年9月22日(下野新聞)
20日(土)は16:00からのオープニングセレモニーで幕開け。抽選会を行った後、フラダンスチームが出演する「ハワイアンナイト」(17:30~)、「フリースウィングジャズナイト」(19:00~)で盛り上がります。
21日(日)は9:00から地元の小中高生などによる吹奏楽やダンス、子ども歌舞伎などの「灼熱のサンシャインライブ」。5団体による「和太鼓演奏」(18:00~)がフィナーレを飾ります。
クイズラリー抽選会
21日(日)17:00からは「クイズラリー抽選会」が行われます。景品は人気ゲーム、ギフト券、家電、おもちゃなど豪華です。
公園内に掲示されている複数のクイズを解いて、回答用紙を応募箱に入れると応募完了。あとはステージで行われる抽選会の結果を待つだけです。
会場へのアクセス&駐車場は?
「くずう原人まつり」の会場となる嘉多山公園は、東北自動車道の栃木IC、北関東自動車道の佐野田沼ICからそれぞれ、車で約20分の場所にあります。
駐車場は葛生あくとプラザ(あくと町3084)、旧葛生小学校(葛生西1-12-1)、嘉多山公園から道路を隔てた東側(宮下町)の3カ所が用意されています。
いずれも無料で利用でき、メイン駐車場の葛生あくとプラザからの距離は約1km(徒歩約10~15分)。公共交通機関では東武佐野線の葛生駅から徒歩約20分です。
期日:2025年9月20日(土)~9月21日(日)
時間:20日-12:00~21:00、21日-9:00~21:00
会場:嘉多山公園(栃木県佐野市嘉多山町1790)
詳細:イベント公式Instagram(@kuzuugenjin)