アニメ「小さなバイキング ビッケ」の関連グッズのコレクターとしてギネス世界記録を持つ茨城県古河市横山町の眼鏡店主、岩井清志さん(50)が店の2階に設けた博物館が好評だ。フランスや新潟など国内外から熱心なファンが訪れています。岩井さんは「古河に足を運ぶきっかけになれば」と話しています。
多目的スペースとして使っていた2階の約36平方メートルを改装し、2025年4月にオープンしました。自慢のコレクション約5千点の中から選んだ国内外のポスターやおもちゃといった貴重な品が、ショーケースや棚に飾られ、所狭しと並んでいます。

アニメの主題歌が録音されたレコード

キャラクターを描いたセル画

懐かしのプラモデルも展示
一般向けに公開しようと決めたのは「ビッケの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」と考えたからです。アニメがテレビ放送50周年の節目を迎えたことも、きっかけになりました。
アニメはスウェーデンの児童文学が原作で日本のアニメ会社が制作し、国内では1974~75年にテレビ放映されました。バイキングの男の子が知恵と勇気で困難を乗り越え、仲間や友情の大切さを伝える物語です。
幼少期にアニメを見ていた岩井さんは、19歳の頃からグッズを買い始め、20年にはギネス世界記録に認定されるほど熱心なコレクターになりました。今年6月にテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」にも出演しました。
ビッケがデザインされた手拭いやカラーテープなど、版権を得て作ったオリジナル商品も扱っています。特に缶バッジ入りのカプセルトイは同館限定品で、岩井さんは「ここでしか手に入らない」とアピールします。

「ここでしか手に入らない」というオリジナルの缶バッジ入りカプセルトイ
営業時間は午前10時半~午後6時。毎週水曜と第1、3火曜は休み。観覧料は18歳以上300円、大学・高校生200円、小・中学生100円。問い合わせは岩井眼鏡店(電)0280-32-1649。