気象庁によると、台風6号は6月3日(水)朝から夕方にかけて、関東甲信地方に最も接近する見込みです。茨城県南西部・栃木県南部・群馬県南東部の北関東3県境エリアでも、大雨や強風が予想され、通勤・通学に大きな影響が出るおそれがあります。雨が最も強まる時間帯や鉄道の運行情報などを確認しておきましょう。
予想される雨量と風速は?
各気象台の6月2日(火)夕方の発表によると、北関東3県の南部で3日(水)に予想される1時間の最大降水量は40~70mm。台風の進路や発達の程度によっては、警報級の大雨となる可能性があります。
さらに茨城県南部と栃木県南部では強い風が吹くとみられ、3日(水)の最大風速は18~20m、最大瞬間風速は30~35mと予想されています。
| エリア | 1時間降水量 | 最大風速 (最大瞬間風速) |
|---|---|---|
| 茨城県南部 | 70mm | 20m(35m) |
| 栃木県南部 | 50mm | 18m(30m) |
| 群馬県南部 | 40mm | - |
*「1時間降水量」は3日に予想される多い所での1時間の降水量
*「最大風速(最大瞬間風速)」は3日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
*茨城県南部は陸上
3日(水)は最高気温も20度前後にとどまる予報。真夏を先取りしたような暑さから一転、寒暖差にも注意したいところです。
雨が最も強まる時間帯は?
では、最も雨や風が強まる時間帯はいつなのでしょうか。各気象台発表の6月3日(水)の時系列情報を見ていきます。
3県ともに未明から雨が降り、昼頃にかけて強まるとみられます。雨量のピークは午前9時~午後0時頃。午後6時頃までは強い雨が降り続けそうです。
次の表は、2日(火)夕方時点の時系列情報です。どの時間帯でどんな防災気象情報が発表される可能性があるかを示しています。
色付けの「黄色」は注意報級、「赤色」は警報級、「紫色」は危険警報級を意味しています。
| 茨城県南部陸上の時系列情報(3日の警報等の見通し) | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 茨城県南部 | 3日 | ||||||||
| 00-03 | 03-06 | 06-09 | 09-12 | 12-15 | 15-18 | 18-21 | 21-24 | ||
| 1時間最大雨量 (mm) | 15 | 25 | 40 | 70 | 50 | 30 | 10 | 5 | |
| 大雨 | |||||||||
| 土砂災害 | |||||||||
| 暴風 (m/s) | 8 | 13 | 15 | 18 | 20 | 20 | 18 | 18 | |
| 栃木県南部の時系列情報(3日の警報等の見通し) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 栃木県南部 | 3日 | |||||||
| 00-03 | 03-06 | 06-09 | 09-12 | 12-15 | 15-18 | 18-21 | 21-24 | |
| 1時間最大雨量 (mm) | 10 | 15 | 30 | 50 | 50 | 30 | 10 | 1 |
| 大雨 | ||||||||
| 土砂災害 | ||||||||
| 強風 (m/s) | 3 | 7 | 11 | 15 | 18 | 18 | 13 | 12 |
| 群馬県南部の時系列情報(3日の警報等の見通し) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 群馬県南部 | 3日 | |||||||
| 00-03 | 03-06 | 06-09 | 09-12 | 12-15 | 15-18 | 18-21 | 21-24 | |
| 1時間最大雨量 (mm) | 10 | 20 | 30 | 40 | 20 | 10 | 1 | 0 |
| 大雨 | ||||||||
| 土砂災害 | ||||||||
| 最大風速 (m/s) | 3 | 4 | 7 | 10 | 10 | 10 | 6 | 3 |
風は午後0時~6時頃がピークとなる予想です。
鉄道各線の運行情報は?
JR東日本では、6月3日(水)の一部列車について計画運休を発表しています。
北関東3県境エリアに関連の深いところでは、3日(水)始発から宇都宮線と高崎線の東海道線への直通運転を中止。湘南新宿ラインは池袋~逗子駅間の宇都宮線、大宮~小田原駅間の高崎線が運休となります。
宇都宮線や高崎線、両毛線内では計画運休のアナウンスこそありませんが、3日(水)早朝から夜間にかけて、列車の遅れや運休が発生する可能性があるということです。
東武鉄道でも、伊勢崎線の特急「りょうもう」の上下計5本の運休を発表。伊勢崎線や日光線など各線で、列車の遅れや運転見合わせが発生する場合があるとしています。
台風の進路や大雨、強風の状況によっては、鉄道の運休がさらに広範囲になることも考えられます。
一方で、悪天候の中での車の運転も事故の危険性が高まりますので、不要不急の外出は避けるのが無難と言えそうです。
新しい気象防災情報とは?
気象庁が発表する防災気象情報は、2026年5月29日(金)から発表内容が新しくなりました。
5段階の「警戒レベル」に整理され、警報・注意報などの名称にレベルの数字が併記されているのが特徴です。
| 河川氾濫 | 大雨 | 土砂災害 | 高潮 | |
|---|---|---|---|---|
| 警戒レベル 5相当 |
レベル 5 氾濫特別警報 |
レベル 5 大雨特別警報 |
レベル 5 土砂災害特別警報 |
レベル 5 高潮特別警報 |
| 警戒レベル 4相当 |
レベル 4 氾濫危険警報 |
レベル 4 大雨危険警報 |
レベル 4 土砂災害危険警報 |
レベル 4 高潮危険警報 |
| 警戒レベル 3相当 |
レベル 3 氾濫警報 |
レベル 3 大雨警報 |
レベル 3 土砂災害警報 |
レベル 3 高潮警報 |
| 警戒レベル 2 |
レベル 2 氾濫注意報 |
レベル 2 大雨注意報 |
レベル 2 土砂災害注意報 |
レベル 2 高潮注意報 |
| 警戒レベル 1 |
早期注意情報 | |||
警報と特別警報の間には、警戒レベル4として「危険警報」を新設。レベル4は避難指示発令の目安となる警戒レベルで、これからは「レベル4までに必ず避難」が合言葉となります。
今回の台風6号では、2日(火)夕方時点の予想によると、茨城県南部でレベル4土砂災害危険警報が発表される可能性があります。
この新しい防災気象情報をあらかじめよく確認した上で、3日(水)は最新の情報に注意しましょう。
