古材や骨董品が「物語」を紡ぎ出す 茨城県つくば市在住の画家・上渕翔さんの個展、境町の粛粲寶美術館で開催



「上渕翔 個展 ―物語を感じて―」のチラシ(境町役場供) イベント
「上渕翔 個展 ―物語を感じて―」のチラシ(境町役場供)

茨城県境町「S-Gallery 粛粲寶しゅくさんぽう美術館」で、つくば市在住の画家・上渕翔うえぶちしょうさんの個展「上渕翔 個展 ―物語を感じて―」2026年8月19日から開催されています。

古材や建具、時には古い時計や骨董品。時を刻んできた「モノ」をキャンバスに、神話や伝承、日常のふとした瞬間に宿る物語を描き出す上渕さんの世界観。本展では、代表作を中心に約30点の作品が並びます。

素材の記憶と共鳴する、幻想的な世界

上渕さんは、キャンバスだけでなく、年月を経て風合いを増した素材に描くことで独自の表現を追求しています。例えば、古い時計は異界へと続く窓になり、板にある穴や傷さえも風景の一部として取り込まれます。

「Under the Sea」(径 400 ミリメートル/板にアクリル、古時計)(境町役場供)

「Under the Sea」(径 400 ミリメートル/板にアクリル、古時計)(境町役場供)

描かれるのは、神獣や動植物、そして人々。東洋と西洋、現実と幻想が静かに溶け合うような作品たちは、観る人の記憶や経験と結びつき、新たな物語を語りかけてくれるはずです。

「火取水取玉」(径 183 ミリメートル/古歯車にアクリル)(境町役場供)

「火取水取玉」(径 183 ミリメートル/古歯車にアクリル)(境町役場供)

上渕さんは1983年熊本県出身。つくば市在住で筑波大学芸術専門学群卒業後、「砂漠の水第一回アートコンペ」最優秀賞(2023年)や「これやん・いんすぴvol.6」オーディエンス賞銅賞(2025年)など数々の賞を受賞。東京や茨城を中心に精力的に個展を開催し、注目を集めている気鋭の画家です。

夏休み・秋休みの思い出に!ワークショップも開催

会期中には、お子様から大人まで楽しめるワークショップも実施されます。世界に一つだけのオリジナル作品を作ってみませんか?

ペン立てに絵を描こう

日時:8月30日(日)13:30〜
定員:7人(事前予約制)
参加費:300円

枡(ます)に絵を描こう

日時:9月22日(火・祝)13:30〜
定員:10人(事前予約制)
参加費:300円

いずれも小学校4年生以上対象(3年生以下は保護者同伴)。絵の具セットをお持ちください。予約は、こちらのリンクから受け付けています。

上渕翔 個展 ―物語を感じて―
会期:2026年8月19日(水)~ 9月23日(水・祝)
会場:S-Gallery 粛粲寶美術館(茨城県猿島郡境町1455-1)
開館時間:10:00〜12:00(最終入館11:30)、13:15〜17:00(最終入館16:30)
※12:00〜13:15は昼休憩のため閉館
休館日:月曜日・火曜日(祝日の場合は開館)
入場料:330円
※18歳未満、65歳以上は無料(要証明書提示)、障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名無料
お問い合わせ:S-Gallery 粛粲寶美術館
電話:0280-23-4148

上渕さんが紡ぎ出す幻想的な「物語」の世界へ、ぜひ足を運んでみてください。


特 集

feature


特集一覧を見る