茨城県下妻市長塚のカフェ「BLACK BIRD(ブラックバード)」は、本格的なコーヒーを味わうことができ、ピーチ風味のハンドドリップコーヒーやコールドブリューコーヒーが人気です。常連客からは「下妻でスペシャルなコーヒーを飲めて幸せ」と賞賛する声が聞かれます。ブラックバードを訪ねてみました。
店内に入ると、目の前にベンチがあり、奥には4人掛けのテーブルやスツールなどが置かれていて、くつろげる空間が広がっています。
苦み少なく深いコク
早速、本格コーヒーを頂きます。まずはピーチ風味の「ハンドドリップコロンビアサンタモニカピーチ」(800円)からです。取材当日に提供していた「本日のコーヒー」の一つで、テーブルに置かれた瞬間、グラスからフルーティーな香りが漂い、心が安らぎます。苦みは少なくコクのある深い味わいが特徴です。
すっきりした後味、コールドブリュー
続いて「コールドブリュー」(500円)を頂きました。コーヒー粉を半日から一日かけて、水に浸して抽出します。お湯で抽出するよりも、苦みや渋みの元となるカフェインやタンニンが溶け出しにくく、爽やかな味わいとすっきりした後味になるのが特長です。
ラザニアとキッシュもお薦め
店主の堀田陽子さん(43)によると、ラザニア(100グラム400円)とキッシュ(1ピース300円)もお薦めとのことなので、いただきました。
ラザニアは、ホワイトソースとトマトソース、チーズ、キクイモを6層に重ねた、手の込んだ一品です。きんぴらなどに使われることが多いキクイモが入ることで、弾力のあるチーズとシャキシャキした食感のキクイモがマッチして、面白い食感になっています。
キッシュは、パイ生地にボロニアソーセージとホウレンソウ、チーズ、卵液が入っています。パイ生地と具材に卵液が染み込んで、チーズのまろやかさが前面に出たマイルドな味わいを楽しるだけでなく、ボロニアソーセージの旨味とホウレンソウの濃い味が際立ちます。
ブラックバードでは、マシンドリップ(500円)、ブラックバードラテ(600円)、スナックパン(250円)なども販売しており、ハンドドリップはコーヒー豆の種類などにより価格が異なります。
ブラックバードは、農業用品の倉庫として使われていた築80年程度の建物をリノベーションし、2023年12月8日にオープンしました。
堀田さんの一番のお薦めはハンドドリップコーヒー。「コーヒーの実の味わいを楽しめ、(味わっている間の)時間を高めてくれるコーヒーです」。
堀田さんは「何かのついでに立ち寄るのではなく、ここを目的地にしていただけるような場所にしたい」と笑顔で話していました。
堀田さんは、下妻市の地域情報を発信するフリーペーパー「Shimotsuma FREEpER(しもつまフリーパー)」の代表兼編集長も兼ねています。
住所:茨城県下妻市長塚53-3
電話:090-9991-9047
営業時間:10:00~18:00
定休日:隔週月曜日、毎週火曜日
インスタグラム:https://www.instagram.com/blackbird_smt/