高血圧のリスクを下げたり、むくみを解消したりとさまざまな効果が期待される食材、サツマイモ。そのサツマイモを使ったスイーツの専門店が館林市赤土町にあります。その名は「菓処 芋いつも」。名前までお芋へのこだわり満載です。
お店を経営しているのは、お隣の邑楽町でビルメンテナンスの会社を経営する岡田勇一さん。
コロナ禍で先行きが不透明になる中、以前から構想にあった食品事業への参入を検討。お米などと同様、古くから日本人に食され、栄養価も高い食材として知られるサツマイモに着目したそうです。
商品開発を進めながら工房も併設した店舗を建設し、2021年8月に開店しました。
商品は、定番の焼き芋や大学芋、芋ケンピのほか、塩や胡椒で味付けした芋チップス、焼き芋を裏ごししたサツマイモペーストを使ったプリンに、スイートポテトなど。通常、栗を使って作るケーキ、モンブランのように仕立てた「贅沢おいもんぶらん」は〝映え〟ること間違いなし。
これからの暑い季節には、お芋アイスやソフトクリームも人気を呼びそうです。
原料のサツマイモは、茨城県の農家から直接仕入れ、温度管理を徹底した貯蔵庫で熟成させることで、甘みを引き出しています。商品によって「紅はるか」と「紅あずま」を使い分け、けんぴには地元、正田醤油の「二段熟成」を用いた蜜をからめるなど、素材にもこだわり抜いているそうです。
間もなく開店から丸3年。岡田さんは「新規事業で会社のスタッフの雇用も安定させられます。将来的には販売先を増やし、より発展させたいです」と意気込んでいます。
※「芋いつも」の情報は月刊Deli-J6月号にも掲載されています。