「和菓子蔵 米あん」のかきごおりと団子 グルメ
「和菓子蔵 米あん」のかきごおりと団子

清涼感あふれる、かき氷と団子とあんこのコラボ 「和菓子蔵 米あん」 地元産素材にこだわり 茨城県下妻市



暑さで夏バテ気味の体に染みわたる、清涼感あふれるかき氷と和菓子を求めて、茨城県下妻市の「和菓子蔵 こめあん」におじゃましました。

「和菓子蔵 米あん」。落ち着いた雰囲気の外観です=下妻市下妻丁

「和菓子蔵 米あん」の店主は菊池貴司さん(47)。他店で修行を積んだ後、関東鉄道常総線下妻駅から徒歩約10分、下妻市の中心部に2016年に開業しました。地元の食材を活用し、地元に愛される店を目指しています。

「和菓子蔵 米あん」店主の菊池貴司さん

人気商品の一つは大福です。もち米ではなく下妻産のミルキークイーンを使っているため、食感がより柔らかく、もちもちしています。イチゴの季節には、下妻で採れた新鮮イチゴがごろっと入ったいちご大福が登場します。

たくさんの和菓子が並ぶショーケース

たくさんの和菓子が並び、目移りしてしまうショーケース

エアコンで快適な店内にはイートインスペース(6席)があるので、まずはかき氷を注文することにします。

迷いに迷って

かき氷は「黒蜜きなこ」(600円)と「いちごミルク」(500円)の2種類あり、大いに迷います「ああ、どちらもおいしそうだなあ」。心のつぶやきのつもりが、声に出してしまっていました。熟考の末に今回は「いちごミルク」を選びました。

楽しみに待っていると、運ばれてきました。ボリューム満点のかき氷に、団子とあんこが添えられていて、一層ボリューミーです。

団子とあんこが添えられた「いちごミルク」。絶品でした

ではいただきます。氷はふわふわ。そこに練乳たっぷりのイチゴシロップがかかっていて、口の中でふんわり溶けていきます。

ふわふわの理由を菊池さんに尋ねたところ、氷をおいしく保つコツがあり、それを知人の氷屋さんに教えてもらっているということでした。

続いて団子をいただきます。団子は、「みなさまに福が来ますように」と名付けられた、米あん名物の「福来ふくらだんご」です。滑らかで軽い食感にさっぱりとした甘さのあんこ。口に含むと氷とのマッチングが見事です。

さて、下妻の特産といえばナシ。そのナシのシロップをかけたかき氷が期間限定で登場するそうで、次回はそれを味わいにいくつもりです。かき氷は10月ごろまで提供されます。

注文を追加、お土産も

この日はさらに、「焼き団子みたらし」(3本280円、5本453円)、「福来団子」(小864円、中1080円、大1458円)、「かりんとう饅頭」まんじゅう(1個130円)をいただきました。

焼き団子みたらし(左)、福来団子(奥)、かりんとう饅頭

団子は、米粉を細かくひくことにより仕上がりがとても滑らか。素材の味が引き立っていて、若い方から年配の方まで幅広い年代に好まれているそうです。かりんとう饅頭まんじゅうも、皮の甘さにあんこのさっぱり感がマッチしていました。

さらにお土産に梅どら焼き(160円)を購入。こちらは軽い食感で、あっという間に食べてしまいました。

奥の工場で美味しい和菓子を製造しています

菊池さんは「地元のものを使った味にこだわり、お客さまに喜んでもらいたい」と力を込めます。そうした思いが受け入れられて、地元だけでなく県外から来るお客さんも増えているということです。

個性豊かなかき氷と和菓子をいただきに、「和菓子蔵 米あん」に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

和菓子蔵 米あん
所在地:茨城県下妻市下妻丁383-1
営業時間:午前8時半~午後6時半
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
電話: 0296-48-6177

 


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