12月間近になってようやく見頃を迎えたものがあります。
茨城県筑西市にある最勝寺のモミジです。例年11月20日ごろに見頃を迎えますが、今年は10日ほど遅れてようやく色づきました。
京都のような庭園
最勝寺は鎌倉時代に開創された古刹。江戸時代に幕府から十万石を賜り、多くの学僧・名僧を輩出しています。一石は1人が1年間で消費する米の量とされていますから、力のある大きな寺院だったことが分かります。
最勝寺が最も輝くのは、紅葉の時期です。本堂を取り囲むように庭園が築かれ、その優雅さはまるで京都のお寺のようと言われています。
まずは本堂にお参りしました。
紅葉と石仏巡り
最勝寺の庭園は、故人を極楽浄土へと導く十三仏の教えをもとに、発心の庭、修行の庭、悟りの庭が築かれています。
庭園の紅葉を愛でながら歩きます。深紅に輝くモミジ、その下には十三の菩薩や如来。モミジの美しさに心踊り、仏様の姿に心休まります。
見頃は12月上旬まで
二十四節気の立冬と小雪が過ぎて暦の上では冬ですが、最勝寺の紅葉は今が真っ盛りです。まだ色づく前の葉もあるので12月10日ごろまで楽しめそうです。
また、茶道体験や呈茶体験も受け付けています(要事前予約)。
所在地:茨城県筑西市下平塚57
電話:0296-24-4639