グルメ

古河市の老舗和菓子店、風味ある薄焼きせんべいとこだわりのどら焼きは古河ブランドに認証された逸品でした



茨城県古河市横山町にある1902年創業の老舗和菓子店「明石屋本店」。多くの和菓子が店頭に並ぶ中、薄焼きせんべい「渡良瀬八犬伝」(1枚90円)と「許我こがどら焼」(1個170円)が看板商品として知られています。この2品は、古河市ゆかりの優れた産品が認証される古河ブランドにもなっているまさに「お墨付き」の逸品です。

クリームをサンドした風味ある薄焼きせんべい「渡良瀬八犬伝」

薄焼きの鉱泉せんべいにクリームをサンドした、風味ある渡良瀬八犬伝は、カリッとした心地よい食感が楽しい一品です。古河が舞台にもなっている江戸時代後期に滝沢馬琴が書いた長編小説「南総里見八犬伝なんそうさとみはっけんでん」から商品名を考案し、地元ゆかりの桃の花をデザインして焼き上げました。

「南総里見八犬伝」は、9しゅう98巻106冊からなる長編物語です。主な舞台は室町時代の安房の国(現在の千葉県)ですが、物語の冒頭や、登場人物の一人「犬塚信乃」のエピソードの中で「古河」あるいは「許我」が舞台となっています。

古河出身の篆刻家、生井子華の文字「許我」の焼印が押された「許我どら焼」

許我どら焼は、古河出身の篆刻てんこく家、生井いくい子華しか(1904~1989年)の手による文字「許我」の焼印がひとつひとつに手押しされています。ふくらとした皮にはさまれた濃厚なあんの味が、口の中に広がるこだわりのどら焼きです。

店内には約30種類の和菓子が並び、栗100%と砂糖を少々使った「くり坊」(1個250円)や草餅(1個140円)もお薦めです。

創業時から変わらない風格ある看板が目を引く明石屋本店

創業時から変わらない風格ある看板が目を引く明石屋本店は古河駅西口から徒歩約10分ほど。

同店の四代目、野澤尚充社長は「栃木と群馬の方にもぜひおいで頂き、古河の和菓子を堪能ください。きっと満足していただけると思いますので、ご来店をお待ちしております」と話していました。

栃木と群馬からの来店も呼び掛ける野澤尚充社長

有限会社 明石屋本店
住所
:茨城県古河市横山町1-10-44
電話:0280-22-0012
営業時間:9:00〜18:45
定休日:月曜
ホームページhttps://akashiya-honten.com/

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