栃木市

タイムスリップしたかのよう…栃木市で“金魚湯”として愛される「玉川の湯」へ《昭和レトロ探訪》



令和に入り、気がつけば2時代前となった昭和の時代。ここ数年、レトロな雰囲気が受け、若者を中心に昭和ブームが到来しています。昭和を色濃く感じる“観光遺産”と言うべきスポットなどを紹介します。ノスタルジーに浸りながら、今よりちょっと不便、でも愛すべき昭和を楽しんでください。

〝昭和の銭湯〟を思わせる外観。創業は1889(明治22)年ですが、1953年ごろに建て替えた銭湯内は、まさにタイムスリップしたよう。

趣ある瓦屋根の玄関

さらに、男・女湯のタイルの壁には水槽がはめ込まれ、元気に泳ぐ金魚が。「金魚湯」の愛称で親しまれているゆえんです。

昭和の雰囲気とまき炊きの湯にのんびりつかって(写真は男湯)

今では珍しいまき炊きの湯は、滅菌した井戸水を使用。4代目の内木晴樹さん(46)が、妻の祖父から受け継ぐこだわりの湯を守っています。

薬湯と15種類ほどある日替わりの湯があり、この日は鮮やかな黄色の「パインアメ湯」。

今も現役。時代を感じるレトロなものたち

内木さんは「この雰囲気とおじいちゃんの代からある物を大切にしたい」と話します。

玉川の湯(金魚湯)
住所:栃木県栃木市室町3-14
営業時間:14:00~22:30
定休日:水曜日
料金:中学生以上400円、小学生150円、乳幼児80円
電話:0282・22・1865
駐車場:15台

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