境町の「citywave Tokyo Sakaimachi(シティウェーブ東京 境町」でサーフィンを体験しました 地域別
境町の「citywave Tokyo Sakaimachi(シティウェーブ東京 境町」でサーフィンを体験しました

境の人工サーフィン施設「シティウェーブ東京 境町」でサーフィンに挑戦 1時間でボードに立つことができました!



茨城県境町に昨年4月にオープンした人工サーフィン施設「citywave Tokyo Sakaimachi(シティウェーブ東京 境町)」でサーフィンの初級コースを体験させていただきました。その模様をリポートします(撮影は猫パンチ)。

初心者からプロまで

「citywave Tokyo Sakaimachi」の外観です=境町西泉田

「citywave Tokyo Sakaimachi」の外観です=境町西泉田

施設は2階建て。プールと受付は2階にあります。

受付やショップなどがある建物。おしゃれな雰囲気が漂います

受付やショップなどがある建物。おしゃれな雰囲気が漂います

サーフィン歴20年、ジェネラルマネージャー兼チーフインストラクターの柴康晴さんが施設の使い方や講習の内容を丁寧に説明してくれます。

レッスンの内容や施設の概要などを説明する、ジェネラルマネージャー兼チーフインストラクターの柴康晴さん

レッスンの内容や施設の概要などを説明する、ジェネラルマネージャー兼チーフインストラクターの柴康晴さん

レッスンでは初心者から上級者・プロまで幅広く対応してくれるとのこと。柴さんによると、利用者の6~7割が東京から来ているそうです。

筆者はこれまでサーフィンの経験が2回だけあるとはいえ、もちろんボードに立てたことはありません。しかも、最後にやってから約10年のブランクがあります。

なので今回体験するのは初心者・初級コースです。レッスンは午後2時から1時間。30分前にチェックインして受け付けを済ませたら、1階の更衣室に移動して着替えます。

サーフボード(ソフト)とウエットスーツ(夏場はラッシュガード)、ヘルメットはレッスン料金に含まれているので、水着のみ持参すればオーケーです。この日は暑いくらいだったので、ウエットスーツではなくラッシュガードを着ました。本格的なサーフボードのレンタルもあります。

用意されているウエットスーツ。この日は着用しませんでした

用意されているウエットスーツ。この日は着用しませんでした

更衣室に備え付けのビーチサンダルを履いて、2階のプールサイドに集合です。

プールサイド。水がきれいです

プールサイド。水がきれいです

レッスンスタート!

さあ、レッスン(セッション)スタート。この回の受講者は男女8人。インストラクターは男性と女性が1人ずつ。水温は25度と快適そうです。

サーフボードを受け取り、サーフボードと体をつなぐリーシュコードを利き足(後ろ足。筆者は右です)に装着します。

着け終わると早くもプールに入ります。「もう入るの? 早い~」。心の準備ができておらず焦ります。プールは縦26メートル、横9.5メートル。さっきまで鏡のように穏やかだった水面は、初級コースとは思えない高い波ができていて、流れも速いようです。

波しぶきを上げて流れるプール。結構な迫力です

波しぶきを上げて流れるプール。結構な迫力です

補助バーにつかまって

プールには補助バーが架けられていました。それでも不安だったので「補助バーにたどり着くまでにバランスを崩したら、流れに身を任せて流されてしまっていいのですよね?」と早速確認しました。

プールに入り、女性インストラクターがつかんでくれているサーフボードに乗ります。プールサイドを両手でつかみながら、補助バーまでそろそろと移動します。

女性インストラクターに支えてもらい、補助バーまでおっかなびっくり移動

女性インストラクターに支えてもらい、補助バーまでおっかなびっくり移動

何とか補助バーまでたどり着けました。一安心です

何とか補助バーまでたどり着けました。一安心です

悪戦苦闘しつつようやくバーにたどり着きました。そこからバーを頼りに、右へ移動します。受講者8人全員が横一列に並ぶためです。

「ひえー、これ以上右に寄って、ぶつかって流されたら人をよけられない。心配~」とパニックになりかけましたが、何とか所定の位置まで移動できました。

受講者が横一列に並びます

受講者が横一列に並びます

「右手を離してみてください」と男性インストラクターから指示されます。「無理無理~」と思い、それでも一瞬だけ手を離してみると、左側にいた、初心者とみられる女性は余裕で両手を離しています。

「えー、みんな上手~」。また焦ります。しばらく補助バーにつかまり、波に乗って両手を離す練習をしましたが、片手を離すだけで精いっぱいでした。

バーから片手を離します。左後方に流されているのは筆者です

バーから片手を離します。左後方に流されているのは筆者です

8人全員で一斉に両手を離す時間もありましたが、筆者はやはり一瞬だけで精一杯。無理です。バランスの取り方や体重のかけ方が分かりません。後ろ足だけに負担がかかってしまい、だんだん疲れてきました。

インストラクターがフルサポート

次は、バーを外した状態で男性インストラクターに両手をつかんでもらって、波の上のボードに立つ練習、「ハンズオン」です。もう補助バーはありません。

男性インストラクター(左)に腕をつかんでもらい、徐々に移動していきます

男性インストラクター(左)に腕をつかんでもらい、徐々に移動していきます

立てる気なんて全くしなかったのですが、プールサイドにいる女性インストラクターの言う通りに、目線を上げたり足の位置を直したりします。男性インストラクターがプールにいることによる安心感や声掛けで、最後は手を離して波の上に立つことができました。自分でも信じられません。

男性インストラクターだけでなく、プールサイドにいる女性インストラクターのアドバイスも聞こえます

男性インストラクターだけでなく、プールサイドにいる女性インストラクターのアドバイスも聞こえます

インストラクターが腕を離してしまいました。頭の中はパニックです

インストラクターが腕を離してしまいました。頭の中はパニックです

数秒だけでしたが波の上に立ち、「うわ~できた~」と喜んでいると、それもつかの間、バランスを崩して流されてしまいました。それでも2回ほど繰り返したら、何となく「波に乗る」という感覚が分かってきました。

流されてしまいました

流されてしまいました

最後は、いよいよ一人で波に乗る練習です。「インストラクターに手を持ってもらわないと無理だ~」という弱気な気持ちが消えないまま、流されるのを覚悟でプールに入ります。

遂に一人で立てました!

緊張して身体が硬くなる中、インストラクターに「壁見て」と言われたらプール側面の壁を見ます。「前を向いて」と言われたら波が出てくる方に身体を向けます。「足の親指に力を入れて」「膝曲げて」「目線上げて」「体起こして」。矢継ぎ早に飛んでくる指示に一つ一つ指示に従うことに全集中します。すると、ごく自然に一人で波の上に立つことができました!

まるで魔法にかかっているようでした。

インストラクターのアドバイス通りにしていると、なぜ立っていられるのかとても不思議です

インストラクターのアドバイス通りにしていると、なぜ立っていられるのかとても不思議です

今でも信じられませんが、ちゃんと波の上に立っています

今でも信じられませんが、ちゃんと波の上に立っています

ほかの経験豊富な受講者さんは、波に乗りながら右に行ったり左に行ったり、「8の字」をしたりして楽しんでいました。こちらはそんなことをする余裕なんてありません。ただ波の上に数秒立って転んで流される、を繰り返すことしかできませんでした。

8人で順番に4回、そうした練習を繰り返し、1時間の初心者・初級コースは終了です。2人のインストラクターが手とり足とり教えてくれたおかげでボードに立つことができました。自分一人では、何日やってもここまで到達できなかったでしょう。

レッスンが終わります。充実感と達成感でいっぱいです

レッスンが終わります。充実感と達成感でいっぱいです

達成感100%、もっとやりたい

始める前は期待と不安が半々でしたが、終わってみると楽しさと達成感100%! もっともっとやりたいとさえ思いました。何となく、ほかの困難なことも努力すれば乗り越えられるような気さえしてきました。

柴さんは「個々のレベルに合わせた波をつくることができ、ボードに立った状態からスタートできるのが特長です。体験して、サーフィンの楽しさに触れてください」と来場を呼び掛けています。

本格的サーフボードのレンタルもあります

本格的サーフボードのレンタルもあります

通年営業でオフシーズンも利用可能

「シティウェーブ東京 境町」は通年営業です。

レッスン時間が4人以上1時間、3人以下30分(最大10人)。利用料金は初級・中級・上級ともに1万780円(税込み。キッズ7546円)。予約はサイトからのみ受け付けています。

皆さんも気軽に安全にサーフィンを楽しんでみませんか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

citywave Tokyo Sakaimachi(シティウェーブ東京 境町)
所在地:茨城県境町西泉田1230-1(駐車場あり)
営業時間:午前9時半~午後9時(月・火曜定休)
ホームページ:https://citywave-tokyo.jp/

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