無病息災を願い、燃えるまきの上をはだしで歩く、二十四節気の一つ「冬至」の伝統行事「火渉祭」が2024年12月21日(土)、茨城県桜川市長岡の加波山三枝祇神社本宮(宮本昌明宮司)で行われます。
地元で「火わたり」と呼ばれる奇祭、荒行です。毎年12月22日の冬至に開催されていますが、うるう年の今年は1日早い21日になるので注意が必要です。
同神社によりますと、一般の方も境内に入ることができ、21日正午ごろから神事、午後1時ごろにまきに点火するということです。
その後、燃えるまきを左右にかき分けて長さ4~5メートル、幅60センチほどの「火の道」をつくります。そして、「先達」と呼ばれる、白装束の行者の一人が「えいっ、えいっ」という気合と共に太刀を振るいながら素足でそこを渡り、ほかの先達や氏子、崇敬者らが続きます。
このときの燃えさしを家に持ち帰り、軒先につるしておくと「風邪をひかない」「病気にならない」と言われ、参加者や見物人が競うように拾う光景が見られます。
火渉祭は、室町時代の応永年間(1394~1428年)に始まったとされています。
開催日時:2024年12月21日(土)正午から(点火は午後1時ごろ)雨天決行
開催場所:加波山三枝祇神社本宮(茨城県桜川市長岡809)
電話番号:0296-55-1012
駐車場:神社駐車場は止められる台数に限りがあるため桜川市長岡運動広場がお勧め
ホームページ:http://kabasan-jinja.jp/