詩画で独自の世界を表現しませんか? みどり市などが作品を7月1日から募集します 詩画作家、故星野富弘さんにちなんだ公募展



ひと

群馬県みどり市とみどり市教育委員会、富弘美術館(同市東町草木)は、「第13回 富弘美術館 詩画の公募展 絵と言葉の共演―新しい詩画の世界―」を2026年1月23日(金)から2月22日(日)、みどり市の笠懸公民館で開催します。絵と詩を一つに収めた詩画の作品を7月1日から9月30日まで募集します。

多くの人を勇気づけた富弘さん

富弘美術館に作品が収蔵されている星野富弘さんは1946年、群馬県勢多郡東村(現みどり市東町)に生まれました。

開催要項の表紙

1970年に群馬大学教育学部卒業、同年4月に高崎市立倉賀野中学校へ体育教師として赴任します。しかしそのわずか2ヶ月後、クラブ活動(器械体操)の指導中、模範演技で空中回転したとき、誤って頭部から転落してしまい頸髄を損傷し、星野富弘さんは首から下の自由を失ってしまいます。
1972年 星野さんは病院に入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始めます。その後闘病生活は9年間にもわたりましたが、家族の献身的な介護と協力の下、口に筆をくわえて詩画を描く才能を開花させました。

星野富弘さんは、自身の体験から独自の詩画世界を生み出した詩画作家です。昨年4月に他界しましたが、その作品はやさしく親しみやすく、多くの人を力づけています。

新たな表現形式として

絵と言葉(詩文)をひとつの画面に収めた詩画。絵が言葉を生かし、言葉が絵を生かしている画文一体の「詩画」 を現代芸術の新たな表現形式として広く一般に普及させることを目的に「詩画の公募展」を実施します。

開催要項の2ページ目。

応募資格に制限はありません。
絵と言葉をひとつの画面に組み合わせた作品で、絵・言葉とも出品者本人の作による未発表のもの、1年以内に制作したものが条件です。テーマは自由で言語は日本語を使用。 画材・手法は自由ですが手書きに限ります。

開催要項3ページ目。いずれも富弘美術館の公式ホームページからダウンロードできる

半立体作品、冊子形態も可能です。

ぜひ、あなたの感性で新しい詩画作品をつくってみませんか。


大賞    1点  賞状と賞金5万円
優秀賞   2点  賞状と賞金3万円
奨励賞   3点  賞状と賞金1万円
入選  74点  入選賞
*入賞、入選作品は、笠懸公民館に展示されます。
応募先・問い合わせ先
〒376―0302 群馬県みどり市東町草木86
富弘美術館 公募展作品受付係
TEL:0277ー95ー6333 FAX:0277ー95ー6100
E―mail: info@tomihiro.jp
詳細は、公式ホームページで確認してください。

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