年末の風物詩 桜川・加波山三枝祇神社本宮で火渉祭 炎の中の道を素足で渡り、無病息災願う



燃え盛る炎の中を踏み渡る加波山火渡祭 地域別
燃え盛る炎の中を踏み渡る加波山火渡祭

2025年12月22日(月)は二十四節気の冬至。茨城県桜川市真壁町長岡の加波山三枝祇さえなずみ神社本宮で毎年冬至の日に、火渉祭ひわたりさいが行われます。

加波山三枝祇神社本宮=桜川市真壁町長岡

加波山三枝祇神社本宮=桜川市真壁町長岡

火渉祭は1395( 應永おうえい2)年の加波山修験道場再興に当たり、 大神の神徳を仰いで火焰かえんを焚き、福徳開運災厄消除の神事として祈願されたのが始まりとされています。

境内は多くの見物客でにぎわっていました

境内は多くの見物客でにぎわっていました

祈祷終了後、境内にまきを積み上げ火をつけます。白装束の先達せんだつらが燃え盛る炎の中に道をつくり、災厄消除を唱えながら素足で踏み渡ります。

薪に火がつけられ炎が上がります

薪に火がつけられ炎が上がります

燃え盛る炎の中、刀をかざしながら先達が踏み渡ります

燃え盛る炎の中、刀をかざしながら先達が踏み渡ります

先達の後に信徒や一般参加者も続きます。多くの人たちが無病息災を祈りながら火を渡りました。

たくさんの人が踏み渡っていました

たくさんの人が踏み渡っていました

また、燃えさしを持ち帰り軒下につるしておくと「風邪ひかぬ、病気ならぬ」とも言われており、見物客らが持ち帰っていました。

加波山三枝祇神社本宮
所在地:茨城県桜川市真壁町長岡809
電話:0296-55-1012
ホームページ:こちら

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