HPVワクチン再開と訴訟のいまを考える 足利市で原告女性の「おはなし会」が開催されます



子育て

栃木県足利市のあしかがフラワーパークプラザ(旧市民プラザ)で4月18日(土)、国が接種を呼びかけたHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の副反応で後遺症が残ったとして損害賠償を求めている訴訟の原告、足利市在住の倉上万莉佳さんが登壇する「おはなし会」が開催されます。

がん予防への期待の一方、今も後遺症を訴える声が続くHPVワクチン。子育て世代にとって難しい判断が迫られるテーマについて、考えるきっかけの一つとなりそうです。

HPVワクチンを巡る経過

おはなし会に登壇する倉上さんは現在27歳。小学6年生でヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を受けて以降、徐々に体調が悪化し、15年たった今でも倦怠感や睡眠障害、認知機能の低下に苦しんでいるといいます。

国と製薬会社2社に損害賠償を求めた東京地裁での訴訟の原告の一人で、被害の実情を伝えるためとして実名で活動しています。

倉上万莉佳さん

HPVワクチンは2013年、小学6年~高校1年生の女子を対象に公費負担の定期接種となりましたが、副反応に関する報告を受けて勧奨中止に。その後、安全性と有効性が確認されたとして、2022年4月に積極的勧奨が再開されています。

また2026年4月からは、肛門がんなどの予防やパートナーへの感染を防ぐ効果が期待されるとして、男子も定期接種の対象に追加されました。

HPVワクチン薬害訴訟は2016年7月に東京、名古屋、大阪、福岡の4地裁で一斉提訴されてから約10年が経ち、2027年2月に結審、4月に判決を迎える予定です。

おはなし会の内容について

おはなし会では、倉上さんが重い症状に苦しんでいる現状と思いを報告。講師の隈本邦彦さん(薬害オンブズパースン会議副代表)とともに、裁判や接種勧奨再開後の状況について伝えます。

全国の原告の実情や思いを伝えるパネル「追い風展」も同時開催。いずれも入場無料(寄付制)で、おはなし会はZoomでのオンライン参加もできます。会場参加・オンライン参加の申し込みはフォーム(https://x.gd/RsB5Z)から。

主催はHPVワクチン東京訴訟ネットワーク。問い合わせは江川さん090-3682-1767まで。

倉上さんからのメッセージ

当時10代で被害に遭った女性たちは、30歳を目の前に迎えています。「適切な治療法と救済を確立させたい」、「同じ被害をもう繰り返してほしくない」。そう願いながら、楽しいはずだった10代から20代の時間を、長く苦しい闘いに割いてきました。

現在の「この国で起こっているHPVワクチン被害の状況」を知って欲しい。この会が、HPVワクチン薬害を考えるきっかけとなり、HPVワクチンの被害は終わっていない、ということを、多くの方々に知ってほしい。展示会だけ見てみたいという方も大歓迎です。おはなし会は途中参加・退室も大丈夫です。どうぞよろしくお願いいたします。

HPVワクチンのほんとうのこと おはなし会と追い風展
期日:2026年4月18日(土)
時間:13:00~16:30(おはなし会は13:30~15:30)
会場:あしかがフラワーパークプラザ西館401・402号室(栃木県足利市朝倉町264)

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