地域のビジネス支援や新たな交流拠点として、自動車部品メーカーの三桜工業(東京都、竹田玄哉社長)は、茨城県古河市のJR古河駅近くにシェアオフィス「COKOGA OFFICE(ココガオフィス)」を5月6日にグランドオープンさせました。コワーキングスペースや女性が働きやすいワーキングスペースなどを備え、多様な働き方に対応していきます。
シェアオフィスは、複数の企業がフロアを共有し利用します。個人事業主やスタートアップ企業などでも低予算でオフィス環境を手に入れられるメリットがあります。三桜工業は昨年6月、古河市と包括連携協定を締結し、国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用して自社ビルをリニューアルしました。「ココガオフィス」は協定に基づく取り組みの一つになります。
「ココガオフィス」は古河駅西口から徒歩約2分の古河市本町に立地し、地上5階建て。1階にカフェや図書スペースを置き、2階は育児中の女性でも働きやすい環境を目指したフロアになっていて、キッズスペースや授乳室を設けています。
3階は企業のサテライトオフィスなどを想定した大人数用スペース、4階は9つの部屋に区切られた小スペース、5階がコワーキングスペースになっています。三桜工業によると、北関東最大級のシェアオフィスだということです。
利用に当たっては、登記サービスなどの各オプションを用意するとともに、コワーキングスペースは1時間500円(1日最大1500円)でスポット利用できます。
4月3日にオープニングセレモニーが行われ、竹田社長は「古河を盛り上げていきたいという思いがあった。女性や若い人が活躍できるまちになれば」とあいさつしました。来賓として招かれた針谷力古河市長は「会社だけでなく、市にとっても新しいチャレンジ。新たな事業の創出や人の流れを生み出してほしい」と期待していました。
ココガオフィスは5月6日にグランドオープン。11日にオープンイベントを開催します。抽選会やオフィス見学会、ノベルティー配布などが予定されています。
所在地:茨城県古河市本町4-2-27
営業時間:午前9時~午後10時(平日)、午前9時~午後8時(土日祝日)
ホームページ:https://cokoga-office.sanoh.com/
問い合わせ:https://cokoga-office.sanoh.com/contact/