桐生市

これ写真ですよね? 等身大の大谷選手や篠原涼子さんら国内外のスターずらり 桐生市の谷さん鉛筆画展 



写真のように緻密な人物画を鉛筆で描く、桐生市の谷安法さん(80)の個展「第9回 銀幕の名優写実展」が6月2日まで、同市の桐生明治館で開かれています。国内外の人気俳優やミュージシャンなどを描いた約200点が館内全室に展示されています。

谷さんと等身大の大谷選手

1階の部屋で来館者を出迎えるのは、等身大で描かれた米大リーグの大谷翔平選手。谷さんが、昨年同館で開催した個展で公開制作した作品で、高さが2メートル60センチもあり、圧巻の迫力です。隣の部屋には、篠原涼子さん、初代コロムビア・ローズさんなど、桐生市出身のスターが並びます。

桐生市出身の篠原涼子さん

2階に上がると、建物向かって左手の部屋にはオードリー・ヘプバーン、オリヴィア・ハッセーといった往年のハリウッド俳優がずらり。右手の部屋では、群馬県出身の中山秀征さん、井森美幸さんらを紹介しています。

他にも、小栗旬さん、綾瀬はるかさん、安室奈美恵さん、石原さとみさん、木村拓哉さんなどなど数えきれないほどのビッグスターたちを描いた作品が多数展示されています。

2階にはハリウッドスターがずらり

会期中、谷さんは全日の午前10時から午後4時まで在廊し、吉高由里子さん、柄本佑さん、趣里さん、永野芽衣さん、横浜流星さんの公開制作を行っています。繊細な作品がどのように仕上げられていくのか、間近で見るチャンスです。

谷さんは特別に絵を学んだことはなく、独学で鉛筆画を習得しました。これまで描いた作品は400点以上に上ります。特に重視しているのは「目力」だそう。髪の1本1本や陰影など緻密な作業を重ね、今にも動き出しそうな躍動感のある作品に仕上げていきます。

国内の人気俳優やタレントも多数紹介

谷さんの作品は、NHK「鶴瓶の家族に乾杯」、「ほっとぐんま630」、テレビ朝日「ナニコレ珍百景」でも紹介されました。

会期中の土日祝日には、2000作品以上の映画を鑑賞したFM桐生のパーソナリティー、石井憲治さん(73)によるシネマトークも行われます。谷さんのハリウッドスター作品を題材に、映画の鑑賞ポイントなどを詳しく解説してくれるそうなので、こちらも楽しみですね。

第9回 銀幕の名優写実展
会場:桐生明治館(桐生市相生町2‐414‐6)
期日:6月2日まで(10、13、20、27日は休館)
時間:午前9時~午後5時
入館料:高校生以上 150円、小中学生 50円
問い合わせ:桐生明治館(電話0277-52-3445)

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