群馬県太田市が旧尾島町、旧新田町、旧藪塚本町と合併して来年で20年を迎えます。それを記念し、来年3月、オープンハウスアリーナ太田(オプアリ)で3000人規模の「第九」を披露するとのことです。あの有名な第4楽章(歓喜の歌)を合唱する参加者を県内外から募集しているそうですよ。そうそうない機会! 初心者の方は練習会もあるので、ぜひ参加し、良い思い出を作ってみてはどうでしょう。
オプアリは2023年にオープンしました。Bリーグに所属する群馬クレインサンダーズの本拠地でもあり、スタンドには5000人が収容できるらしいです。そこに3000人が立ち、「歓喜の歌」を合唱する。考えただけでも鳥肌が立ちますね。
第九初演から200年の記念すべき年
一般公募によって組織する合唱団はその名も「20周年記念合唱団」。ソリストはまだ発表されていませんが、指揮は関西フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者である藤岡幸夫さんが務め、群馬交響楽団が演奏します。藤岡さんは、「“第九”が初演されてからちょうど200年、今もなお人々は平和を願い歌い続けています。ここ群馬・太田から世界へ!凄い企画です!『歓喜の歌』が響き届けられますように!」とメッセージを寄せています。
そう、第九も初演から200年。さらに、群響も来年なんと80周年を迎えるそうです。記念すべき年に記念すべき楽団と記念すべき曲を奏でる。そんな夢のような機会はこの時限り!大阪城ホールで毎年開かれる「サントリー1万人の第九」の特集番組を涙なしでは見られない筆者も参加したいところですが、週1回の練習への参加が厳しそうで…。泣く泣く断念しました。
小中学生、高校生の参加も可能ですので、親子で一緒に記念のステージに立つのもいいかもしれません。出演の条件は①本番は楽譜を持たず、暗唱で合唱できる②コンサート前日のリハーサルに参加できる―です。さらに、初めて第九を歌うという方は初心者クラスを受講します。初心者クラス受講者は6月30日までの申し込みが必要です。経験されている方の申し込みは10月31日までです。