12年に一度、午年に約1カ月間開催される仏教巡礼行事「葛飾坂東観音開帳」が2026年3月18日(水)に、茨城県古河市、五霞町、八千代町、栃木県野木町の計40の寺で始まります。4月17日(金)まで。

第18番札所・久昌院の本堂=古河市山田、写真は2025年に開催された猿島阪東観音開帳の時のものです
秀伝和尚が創設、300年超の歴史
葛飾坂東観音開帳は、江戸時代中期の1714(正徳4)年に、西国など遠方へ参拝できない人たちのために、宝性院(第14番札所、古河市)住職の秀伝和尚によって創設されました。以来、300年以上の歴史を重ねてきました。
馬は観音様のお使いと言われ、葛飾坂東観音開帳は午年に1カ月限定で開催。この期間中、寺院などでふだん閉じられている扉が開かれ、観音様の姿を直接拝むことができます。

第18番札所・久昌院の観音堂=古河市山田、写真は2025年に開催された猿島阪東観音開帳の時のものです
札所は第1番から第34番と、番外6カ所の計40カ所。市町別内訳は古河市の30カ所を最多に、五霞町8カ所、八千代町と野木町が1カ所ずつとなっています。
■札所一覧

札所一覧(円満寺提供)
各札所に専用の納経帳(2000円、4000冊限定)が用意され、それを使うと札所1カ所につき300円で朱印を押してもらうことができます。40カ所全てを巡ると、結願の証しが授与されます。
古河市観光協会は「葛飾坂東札所めぐり 公認ガイドブック」を販売しています。1部300円(税込み)。
関連行事も多彩
期間中の土日を中心に、稚児行列やコンサート、マルシェなどイベントを行う札所があります。また、地域の人たちが詰める札所もあり、案内やもてなしをしてくれます。
期間中の受付時間は午前8時半から午後5時まで。第33番札所の円満寺(古河市小堤)に事務局が置かれています。
観音霊場巡りは、巳年の2025年にも「猿島阪東観音開帳」が茨城県坂東市、境町、古河市、千葉県野田市の計38カ所で開催され、茨城県内外からの巡礼者でにぎわいました。

案内地図(円満寺提供)
開催期間:2026年3月18日(水)~4月17日(金)
拝観時間:午前8時半~午後5時
問い合わせ:葛飾坂東観音霊場事務局・円満寺☎080-7614-8239
ホームページ:https://katsushikabandou.com/
