「暴れみこし」勇壮に　7月21日、夜間の渡御でフィナーレ　健田須賀神社の「結城夏祭り」　茨城県結城市

茨城県結城市最大の祭礼、健田たけだ須賀すが神社の「結城夏祭り」が7月14日から21日まで、結城市の同神社や市内中心部などで開かれています。

今年の「結城夏祭り」ポスター（健田須賀神社提供）

健田須賀神社が鎌倉時代の1242（延応4）年にこの地に鎮座して以来、現在まで継承されている伝統ある祭礼で、ご神体をみこしに移して、「結城の暴れみこし」と称されるみこしが氏子26町内を勇壮に渡御します。祭り期間中は数多くのイベントが行われ、数万人の人出でにぎわいます。

市内を渡御するみこし（資料写真）

神社などによりますと、祭りは7月14日（日）の「出御おいで」（午前10～午後9時半）で幕開け。午前10時から午後5時まで、北部市街地をみこしが回ります。さらに午後6時から、夜間のみこし渡御があります。

勇壮なみこし（資料写真）

「出御」に際し、子どもの無病息災を願う「おけさ幣」が授与され、鉢巻きにこの御幣を差して、行衣ぎょい（御衣、法被）姿で神社にお参りする風習があります。家庭では名物の「ゆでまんじゅう」を作って食べる習慣があります。

この日から1週間、みこしは御仮殿に安置され、祈願祭が毎晩行われます。氏子、市民らは会所巡りや露店での買い物などを楽しみます。

中日となる17日は、午後6時からみこしパレード、おはやし演奏、ダンスステージなどイベントが開催されます。旧大みこしや万灯みこしが繰り出し、子どもみこしの連合渡御もあります。

最終日の21日は神様を神社にお返しする「還御おかえり」で、午前10時から午後5時まで北部市街地でみこし渡御、さらに午後6時から9時半まで夜間のみこし渡御で祭りのフィナーレを飾ります。